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2022年6月28日火曜日

ラオス木造仏



ラオスで17~18cに造られた木造仏です。仏像と台座は一体になっており、台の下部が少々朽ちていますが、その部分は土中に埋まっていたのかもしれません。仏像自体には目立ったダメージはなく、大きさもややあり、優しいお顔をされています。
高さ22cm
 

2022年6月21日火曜日

岸野忠孝 (1938~2017)・『桃』



水墨画家でいらっしゃった岸野忠孝さんの桃の絵です。最晩年は、目が見えない中で水墨画を描かれたそうですが、これはその直前の、ほとんど視力を失われた時期に描かれたパステル画です。5年程前でしょうか、私が付き合いのあったギャラリー縄で、彫刻家である岸野承さんの作品を拝見した際、お父上である岸野忠孝さんの水墨画も数点飾ってあり、その素晴らしさに魅了されました。そして今年の始め、当店から歩いて行ける距離にあった画廊で、忠孝さんと承さんの二人展が開かれ、この絵が画廊のショーウインドウに飾ってあったのです。他のお客さんもいらっしゃったので、すぐに画廊を去ったのですが、ずっとこの絵が気になり、後日、承さんに連絡を取り、譲っていただきました。勿論、絵自体が気に入ったわけですが、それ以前に、筆を持てなくなるまで、ご自身の美を追求された姿勢と精神に感激しました。私自身も、そのような姿勢を見倣い、終生、自分にとっての美を追い求めたいと思っています。それは、ヴィジュアルでも精神でも。


2022年6月20日月曜日

『夕暮れに夜明けの歌を・文学を探しにロシアに行く』  著者: 奈倉有里

上記タイトルの本を読みました。ロシア語を学ぼうと思った高校生が、ロシア国立ゴーリキー文学大学に入学し、日本人として初めてその大学を卒業した後、日本の大学院を経て翻訳家となった著者のエッセイです。昨年の10月に発行された本ですから、現在行われているロシアのウクライナ侵攻以前に書かれていますが、かつてはソヴィエト連邦に属していた国々の、様々な問題も描かれています。ただ、それらの問題を知る以上に魅力的なことは、ストイックなまでにロシア文学を追求し、その中で、真摯に回らす思考、読み易い文章なので、お時間のある方には、是非読んでいただきたい1冊です。あとがきに代えてという項目の中で書かれている文章の一部を紹介しますと:ー

「文学の存在意義さえわからない政治家や批評家もどきが世界中で文学を軽視しはじめる時代というものがある。おかしいくらいに歴史のなかで繰り返されてきた現象なのに、さも新しいことをいうかのように文学不要論を披露する彼らは、本を丁寧に読まないがゆえにしらないのだ ー これまでいかに彼らとよく似た滑稽な人物が世界じゅうの文学作品に描かれてきたのかも、どれほど陳腐な主張をしているのかも。」


もうすぐ、参議院選挙がありますね。博打の胴元になって経済を回そうとする政治家たちが存在しますが、そのような者たちにこの国の将来を託すことができるのでしょうか。遊び人気質の私ですが、物事に対して真摯に対応する人物は常に応援しますし、自分自身もそのように実直な態度で生かされたいと思っています。
 

2022年6月16日木曜日

ビワ収穫

今日は、100個以上のビワを収穫しました。当店の裏庭に大きなビワの木があり、毎年たくさんの実を付けてくれるのですが、収穫時期の見極めがなかなか難しいのです。1週間前に今年初めて30~40個の実を収穫しましたが、どうもまだ時期が早かったようで、今日またトライ、それでも、まだまだ未熟のものが200個程は残っています。また来週、収穫しますが、ちょっと遅ければ鳥に食べられてしまうので、頻繁に観察が必要です。ともあれ、自然の恵みに感謝です。



2022年6月14日火曜日

春秋時代・印文陶双耳壺



今日は、中国、春秋時代独特の文様が付いた、印文陶双耳壺の紹介です。印文陶の双耳壺は時々入手するのですが、耳のない壺との比率は1対50程と、かなり少ないようです。平べったい造りで、花を生け易いです。胴径17.9cm、高さ9cm

 

2022年6月7日火曜日

映画 『森のムラブリ・インドシナ最後の狩猟民』  at 第七藝術劇場

昨日は、上記タイトルの映画を観てきました。その映画の監督である伊藤龍馬氏は、6ヶ国語を話す言語学者で、タイとラオスに合わせても500人にも満たない、無文字社会に生きるムラブリ族の辞書を作ろうと、足かけ2年間もその部族を追ったそうです。少々退屈なドキュメンタリー映画でしたが、謎に包まれ、消滅の危機にあるムラブリ族を世界で初めて撮影されたことは、人類学的映像として意味のある仕事だったでしょう。
私が好んで訪ねる場所は、国立民俗学博物館や天理参考館等、世界の民俗学を紹介してくれる場なのですが、それは、35年近く前に、プリミティヴ・アートに興味を持ったことがきっかけでした。大学で文化人類学を学べば良かったのにと後悔しましたが、高校入学後、遊びばかりにうつつをぬかしていたのだから仕方のないことです。私がセイシェルに住み始めた頃、仲良くしていただいた日本の領事 (ケニア大使館勤務) は、前勤務地がニューヨークだったとのことで、お嬢さんがジョンズ・ホプキンズ大学で文化人類学を学んでいらっしゃったことを窺った時は、羨ましく思い、私の息子がその方向に進めばと期待しましたが、まあ人にはそれぞれ思う道がありますね。



ナガ・ブロンズ像

今日は、ナガ (コニャック族) のブロンズ像を紹介致しますが、珍しいモチーフで、男性が座ってラッパを吹いています。ナガのフィギュアはデフォルメが激しいので判断し難いのですが、ひょっとするとパイプを吹かしているのかもしれません。これは100年以上前のものでしょうが、ナガ族のプリミティヴ・アイテムは、ヨーロッパやアメリカではコレクターに人気があり、古くて良いものは現地にあまり残っていないようです。高さ18.5cm (含台)