現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

Customers are able to talk in English at the shop.

2022年12月30日金曜日

2022年 営業終了

本日で、本年の営業を終了しました。ご来店いただいたみなさま、そして品を購入していただいたみなさまに感謝を申し上げます。どうも有難うございました。

コロナ禍がいまだに収まらず、寒い日が続く毎日ですが、健康には十分に気を付け、新たな良い年をお迎え下さい。

では、来る年も、何卒よろしくお願い申し上げます。



2022年12月27日火曜日

厨子入り恵比須大黒



年を越せば、すぐにえべっさんが始まります。と言うことで、今日は、恵比須大黒が厨子にセットされた、やや大振りのうぶ出し品を紹介致します。江戸期のものでしょうが、囲炉裏等で燻されたのでしょう、厨子も恵比須大黒も煤を被ってトロトロ状態です。近代化された現代社会では、煤を被るような環境にはないので、このような状態のものは、これからどんどんと少なくなっていくのでしょう。底板の幅29.2cm、高さ23.4cm

 

2022年12月20日火曜日

伊万里初期小蕎麦猪口 


伊万里の蕎麦猪口としては、初期の生掛けのものですが、盃として使える小振りなサイズで、デフォルメされた草文が素敵です。無疵完好、
口径6.5cm、高さ5.5cm

2022年12月13日火曜日

女官俑



中国、西晋時代頃の女官俑です。ややカセてはいますが、他にダメージがなく、両手に挟んだ持物もしっかりと残っています。微笑んでいるような顔の表情が素敵です。貫入の入った緑釉で、越州窯系の作でしょう。高さ14cm

 

2022年12月6日火曜日

年末年始のお休み ( 2022年12月31日〜2023年1月9日 )

年末は12月30日(金)まで営業し、お休みの後、2023年は1月10日(火)より営業を開始しますので、よろしくお願い致します。



珠洲広口壺



今日の品紹介は、平安〜鎌倉時代の珠洲広口壺です。疵ものにはあまり手を出さない私ですが、良い割れ方だったので入手しました。胴は無疵ですが、口の4割程が欠損し、残った部分も一部が接着されています。このような素朴な壺は、侘び寂び感があり、特に枝物が似合います。
胴径24cm、高さ26.5cm
 

2022年12月2日金曜日

毎日新聞 夕刊 特集ワイド  この国はどこへ・これだけは言いたい

識者が上記のテーマで語る、毎日新聞の特集があるのですが、今日は、歴史学者の近藤和彦氏による意見が掲載されていました。紙面1ページに渡って書かれていたので、全文章を紹介できませんが、最後に述べられた文章に私は同意しました。
「政治家を選ぶのは有権者です。有権者自身が知的好奇心を持って新しい問題に取り組まない限り、物事は変わらないのではないでしょうか」
「世の中のファッションがこうなっているからとか、みんながそれに『いいね』マークをつけているからとか、そういうことだけで生きていたら、水面に浮いたボウフラみないなもので、あまりにもむなしいですよ」


西暦2000年を迎えた時、私はセイシェル共和国に住んでいました。そこで一番仲の良かったイギリス人の友人は、インターネットで色んなことを調べるのが好きで、私に、西暦3000年の日本の人口はどれくらいか想像できるかと質問されたのですが、私が全く分からないと答えると、たったの500人だと。未来学というのを専門にしているイギリスのシンクタンクが出した予想だそうですが、環境問題や少子化等、様々な要素を踏まえて計算した結果だということでした。それから22年後の今、前世紀よりも悪条件の中で生かされている我々、500人という予想は過大評価ではなかったかという気がします。借金大国である我が国で、勇足だけの防衛費の増額、馬鹿馬鹿しいにも程があります。いざとなれば、勝てない戦争に向けて、成人には徴兵も行われるでしょうね。
 

2022年11月29日火曜日

牙のトクチャ


今日は、先週に引き続き狼に関したオブジェの紹介です。150~200年程前のもので、先週紹介した護符に比べれば時代が若いですが、ネックレスとして身に付けられるトクチャです。モンゴル狼の牙を使って作られ、金具は鍍銀されていたようで、薄っすらと銀が残っています。長さ7.5cm
 

2022年11月22日火曜日

オルドス狼像


オルドスの狼像ですが、輪の中に透かしで狼を配置した珍しいものです。このようなブロンズ像は、ほとんどが伝世ではなく発掘されたものですが、これはダメージがなく、パティナも美しいです。先史時代から護符としてこういったものが作られており、チベットで後に作られたトクチャの起源のようです。BC3c~AC1c、直径5.8cm
 

2022年11月15日火曜日

李朝小深皿

先週に引き続き、今日も李朝ものの紹介です。李徴後期の小さな深皿2点ですが、どちらも無疵です。


まずは、白磁の小皿で、多くの不揃いな目跡が素敵です。こういった皿は、窯の中で何枚も重ねて焼きますが、一番上のものは当然ながら目跡がありません。その天上ものは1点しかなく、それを好む方が多いようですが、このような廉価な器では、目跡をアクセントとして楽しめるのではないかと、私は思っています。直径10.7cm


こちらは、堅手の小皿で、少し緑っぽい色をしており、天上ものですが、振りものや自然釉の溜まりがアクセントとなっています。実は、裏の方が、古色も付いて味わい深いのです。直径10.1cm

2022年11月8日火曜日

粉青沙器印花文盃



非常に味が良く、おまけに無疵の李朝初期三島印花文盃です。深みのある小皿として作られたのかもしれませんが、日本では、少々大振りでも、盃として好まれる一品でしょう。このように、味良しで無疵の三島手はなかなか見つかりません。
口径10.9cm、高さ4.4cm
 

2022年11月5日土曜日

新伝統 『Henge 舞語り』  at 山本能楽堂

昨夜は、上記タイトルの演劇を観てきました。どのような劇を見せていただけるのか、全く想像できなくて会場へ向かったのですが、上演された三演目全てに迫力があり、素晴らしいものでした。まず、新伝統という意味が飲み込めなかったのですが、今回の演出家によると、「伝統と前衛のせめぎ合いの視覚化」だそうです。題目毎に出演者が違ったり重なったりでしたが、舞・演劇・演奏を合わせると20名程の方がいらっしゃったでしょう。それだけの大人数になると、あの出演者は?なんてことも時々見受けられますが、全ての出演者に覇気があり、みなさんがプロだなと感じることができました。演目の一つでは、プラスチックごみを取り上げた環境問題に関する狂言が演じられ、内容としても素晴らしかったです。テレビ等を観ていますと、小学校の学芸会レベルだと思わせるものが多々存在しますが、世の中、名前をそれほど知られていなくても、良い仕事ができる人々が多く存在することを認識させられました。人でも他の生きものでも物品でも、素敵な出会いがあることは嬉しくもあり、有難いことです。また良い出会いがありますように!

2022年11月1日火曜日

ネパールの灯明器



ネパールの寺院で使われていた灯明器です。台の部分にオイルを入れ、鳥の口に繋がった芯に火を灯すような仕組みになっています。左の翼が補修されていますが、高さもあり、オブジェとして飾れば、なかなかの存在感があるでしょう。150~200年程前のものです。高さ31.5cm

 

2022年10月25日火曜日

スリムなガラス

今日は、スリムでミニマルなデザインのガラスものを2種紹介致します。ブラックライトを当てると、どちらもウラン反応があるので、大正〜昭和初期頃のものでしょう。


まずは、扁平なボトルで、スラリとした姿と、球形に作られた蓋の摘みに魅せられました。通常、ほとんどのボトルは一輪挿しとして入手するのですが、これの見所は球形の摘みなので、そのまま飾るか、強めのアルコール飲料入れという風に想像しています。ボトルの形状が画像で分かり辛いのが残念ですが、まあ現物をご覧下さい。高さ17.8cm


次は、とてもスリムなペアのグラスです。細いので容量は少なめ、大吟醸酒等、美味しく味わえそうです。口径3.6cm、高さ8cm

2022年10月18日火曜日

卓上に花を

塗師の作業机に、花を生けた須恵器を飾りました。



今回紹介します塗師の作業机は、小振りの引出し付きで、三方に立ち上がった縁があり、オブジェを乗せるにはピッタリです。また、机に赤漆や黒漆が付着しているものの、天板はつや消しの黒なので、飾り台として最適です。様々な色の漆が残った定盤で美しいものがありますが、飾るものと喧嘩してしまい、うるさくなります。服装のコーディネートといっしょで、上も下も柄物であれば、それぞれの良さが半減してしまいますよね。天板の裏には、大正3年の作と墨書きされています。
幅39.5cm、奥行28.5cm、高さ9.8cm

飾った須恵器は古墳時代のものですが、口が狭く、あまり見ない形です。口縁が薄く垂直に立ち上がっているので、元は蓋があった容器なのでしょう。口縁外側に僅かなソゲがあるだけで、状態・景色共に良く、水も直接張れます。
胴径10.1cm、高さ7.6cm

机が黒っぽいので、写真では、飾った器や花が少し明るめに写っています。下に、生けた姿だけの画像を載せます。


2022年10月12日水曜日

根来椀 2客組



今日の品紹介は、時代がありながらも状態の良い、根来椀2客です。無疵と呼べる程の状態で、見込の断文が素敵です。当店では、時代のある根来の器をよく扱いますが、入手した時点でもまだまだ食器として使用できるものを選んでおります。値も手頃で、高台内に描かれているる印が幾何学的で、寺院で使われたものでしょう。桃山〜江戸初期。口径12.3cm、高さ6cm
下が見込の画像です。


2022年10月10日月曜日

企画展 『Favorites』 終了

今日で、今回の企画展が終了致しました。会期中にご来店いただいたみなさま、そして、品をお買い上げいただいたみなさまに感謝申し上げます。どうも有難うございました。

明日は代休をいただき、明後日から通常営業に戻りますので、またよろしくお願い致します。



2022年10月7日金曜日

企画展 『Favorites』

2022年9月27日(火) - 10月10日(月)  12:00 - 18:00

今回の企画展も、残り4日間となりました。ご興味のある方は、どうぞご来店いただきますよう、お待ちしております。
なお、10月11日(火)は、前日の代休として店を休ませていただきますので、ご承知おき下さい。


今日は、珍しいガラスものを2点紹介致します。


タイ東北部、ウドーンターニー県に、ユネスコの世界遺産にも登録されているバンチェン遺跡がありますが、そこで発掘されたガラス玉です。バンチェン土器はよく見掛けますが、ガラス・ビーズもその地から発掘されており、ただ、これだけ大きなガラス玉は少ないようです。カリガラスの起源は特定されていないものの、バンチェン・ガラスはその最古のものであるとも考えられており、特に、このような大玉は、通貨としての役割を担っていたのではないかと推測されています。なお、遺物の炭素検査から、バンチェン遺跡は、BC3000~BC2000のものだとされているようです。そのまま置いても存在感がありますが、贅沢なペーパー・ウェイトとして使えば、粋ではないでしょうか。直径5.7cm、長さ7.6cm


こちらは、レバノンで入手したローマンガラス瓶です。ミニマルなデザインの大型円筒瓶で、現地の同業者が自宅で飾っていたものを、家まで訪れて譲ってもらいました。無疵の上、美しく、売らずにコレクションしておけと言われたのですが、取り敢えず、出展致します。高さ22cm

2022年10月3日月曜日

企画展 『Favorites』

今日は、朝鮮の壺を2点紹介致します。


李朝後期の白磁青花辰砂中壺です。無疵で、辰砂の色が紅く綺麗に上がっています。下の画像は壺の反対側ですが、窯の中で温度が違ったのでしょう、辰砂が鉄釉のように濃い上がりになっています。高さ21.8cm



こちらは、無文土器時代の赤色円底壺、所謂紅陶壺です。釉薬のカセがほとんどないのですが、発掘時に器具が当たったのか、底に割れ目があります。これまでに、この壺の他、2点の赤色円底壺を扱いましたが、この1点だけは残しておきました。ここ数年、この手の壺を市場で見掛けません。胴径17.3cm、高さ14.2cm

2022年9月29日木曜日

企画展 『Favorites』

今日は、オブジェとして飾れるアジアの発掘ものを2点紹介致します。


まずは、中国、北魏加彩文官俑で、女性のように見えますが、男性像です。小さいながらも優品で、美しい色彩が残り、左手を外向けに付けられた珍しい俑です。直しはないようです。高さ22.6cm(含台)


こちらは、アフガニスタン発掘のハッダストゥッコです。大きめの仏頭で、鼻の辺りに僅かなダメージがありますが、ディテールがシャープに残っている上に、優しい良いお顔をされています。本体の高さ16cm、台を含めた高さ27.3cm

2022年9月26日月曜日

 企画展 『Favorites』

2022年9月27日(火) - 10月10日(月)  12:00 - 18:00   10月3日(月)は休店

いよいよ明日から、今回の企画展の開始です。このブログでは、優品・珍品を中心に紹介しておりますが、お手頃な価格帯の品もございますと同時に、常設の棚も残しておりますので、ご興味のある方はどうぞご来店いただきますよう、よろしくお願い致します。

なお、新型コロナ・ウィルス禍が収まっておりませんので、ご来店の際はマスクの着用をお願い致します。


今日は、仏教もの3点の紹介です。


平安〜鎌倉時代に造られた、トロトロの地蔵菩薩です。仏像にしろ神像にしろ、このように朽ちるのはどのような環境下にあったのかと、つい考えてしまいます。古くても制作当時の姿をそのまま残している仏像がありますが、朽ちて抽象的になったものを私は好みます。高さ30cm


南北朝時代頃の、東寺金銅小皿です。重量感のあるしっかりとした造りで、ダメージがなく、鍍金も薄っすらと残っています。直径9.9cm、高さ2.1cm
下が、裏面の画像ですが、高台内にタガネで『東寺』と彫られています。




最後に紹介しますのは、中国、六朝時代の金銅仏です。ダメージがなく、ご覧の通り、鍍金も程良く残っています。高さ12cm

2022年9月22日木曜日

企画展 『Favorites』

今日は、5客組みの器を3種紹介致します。
その他、10客組みの小鉢や20客組みの蕎麦猪口もございます。どちらも江戸後期の伊万里染付です。


まずは、江戸中期の伊万里で、柿右衛門手白磁菊花中鉢です。無疵完好、サイズもややあるので、いろんなものを盛ることができます。口径16cm、高さ6.2cm


こちらも、江戸中期に作られた、伊万里染付中皿ですが、紙刷りのため、色の濃さにそれぞれ若干の違いがございます。無疵の変形皿で、この形の小皿は時々見ることがありますが、中皿は珍しいようです。サイズは、縦12.7cm、横18.3cm、高さ4.2cm


最後は、明治頃の、乳白渦文ガラス中皿です。縁の立った平皿で、サイズが手頃、夏に造り等を盛るにはもってこいの器です。まず見掛けない珍しいガラス皿で、カケやヒビはございませんが、1枚の裏側に2cm程の細い擦り傷があります。口径19.5cm、高さ2.3cm

2022年9月17日土曜日

企画展 『Favorites』

今日は、プリミティヴな世界のブロンズ像を3点紹介致します


これは、ナイジェリアの古都であったイフェで、15~16c頃に造られたヨルバ族のオニ(王)像です。かなり昔のアフリカで、このような素晴らしいブロンズ像が造られたことには吃驚です。高さ31.8cm


これもアフリカ、マリのドゴン族が造った立像です。200年以上前に造られた像でしょうが、伝世のため、状態が非常に良く、美しいパティーナを保っています。20世紀初頭に活躍した多くのアーティスト達が、プリミティヴな造形に影響を受けましたが、ジャコメッティやブランクーシが、このような立像からヒントを得て、自身の作品に昇華させたのでしょう。高さ16.7cm


こちらは、インドの北東部に住むナガ族のブロンズ像ですが、このように両親と子供が一緒になった像は、これまでに見たことがなく、かなり珍しいものです。19c頃の作で、父親が首から下げている頭型のレリーフは、1人の首を刈った証です。
高さ24.3cm(含台)

2022年9月12日月曜日

企画展 『Favorites』

今日は、身に付けるアクセサリーを3点紹介致します。


まず最初は、エッジドカーネリアンのネックレスです。エッジドカーネリアンとは、インダス文明が栄えたBC2000頃に、植物から抽出したアルカリ性のナトロンという液でカーネリアンに文様を描き、300~400℃の低温で焼き付けたものです。このネックレスは、粒の揃った小さめの石を集めて作られていますので、品が良く、女性だけではなく男性が付けても素敵だと思います。作られてから数千年経っても、文様が剥げないのですから、先史時代の人達の知恵はすごいですね。


これは、ターコイズのネックレスですが、アメリカのアリゾナ州にあった、スリーピングビューティー鉱山で発掘された石を集めたものです。スリーピングビューティーのターコイズは、混じり気がほとんどないので、世界で最も美しいターコイズとされていましたが、2012年に閉山したため、もう入手することができません。こちらも、男性が着用してもおかしくないでしょう。


最後に紹介しますのは、中国、戦国時代のブロンズ製護符です。男性の赤ん坊がモチーフのようで、子供の守護といった意味合いがあったのかもしれません。とても可愛い姿で、頭頂部に紐を通せるようになっているので、お守りとして首に掛けることができます。高さ4.3cm

2022年9月7日水曜日

企画展 『Favorites』

今日の品紹介は、古写経の残欠3点です。軸装は、各人の好みがありますので、取り敢えず、額装にしております。
3点共、京都の藝林荘が昭和34年に売り出したもので、同一コレクターの所蔵品でした。
これらの残欠は台紙に貼られており、台紙の裏には、仏教学者であり、浄土真宗本願寺派の僧侶でもいらっしゃった、禿氏祐祥 (とくし ゆうしょう・1879~1960) 氏の解説が書かれていますので、それを、それぞれの画像の下に、緑字で記します。


天平経

天平時代 宝亀三年十一月一日 山脊野中 (やましろ のなか)
  山邊初花 (花初の間違いだと思われる) 校の
  大般若派羅密多経巻第三百九十五の一具経の残欠
  記 山脊野中は天平八年七月に薬師教二十一巻の書生
  中の人物 宝亀四年に至る迄 三十八年間の記録ある
  写経生 一難宝郎の如き筆才ではないが欧風の
  よい所を取入れて横書に直線的の鋭さがある古法
  体である
 此の経は守屋先生の所持せらるる一巻と此の残欠の
 みであります
 田中塊堂氏の古経綜鑑第百五十六頁山脊野中
 書写を対照せられたり

上記の守屋先生とは、守屋孝蔵 (1876~1954) 氏のことで、弁護士であり、古写経をはじめ美術品の著名な蒐集家であった。
その一巻は、京都国立博物館に所蔵され、重要文化財となっている。


高麗経

高麗時代 斐紙 銀泥字
  摩訶般若波羅蜜経の残欠

斐紙 (雁皮紙) とは、沈丁花科の植物である、雁皮から作られる和紙。斐紙・肥紙は古代の名称で、美しさと風格により、紙の王と評される。
この摩訶般若派羅密経 (大品般若経) は、西域の僧であった、鳩摩羅什 (くまらじゅう) の漢訳。


李朝経

李朝 紺紙 金字 法華経


五行の残欠だが、濃い紺紙に付いた古色が美しく、ヴィジュアルとしても素晴らしい。

2022年9月2日金曜日

企画展 『Favorites』

今日は、味の良い陶磁器を3点紹介致します。


まずは、江戸中期の御深井蓋付六角鉢です。蓋に描かれているのは、デフォルメされた松でしょうか、味わい深い絵です。蓋の裏側隅に1ヶ所ソゲがありますが、表からは見えません。かつては、御深井焼のビッグコレクターの所蔵品で、この手は、御深井焼初期の作でしょう。蓋のサイズ: 縦15.2cm、横18.2cm、高さ8.1cm (摘みの上まで)


こちらは、桃山〜江戸初期の弥七田織部中皿です。オモダカと千鳥がデフォルメされて描かれており、疵は、高台に1ヶ所ノミホツがあるだけです。灯明皿のように、真っ平らな作りになっています。直径20.3cm


最後に紹介しますのは、中国明代の南京白磁中皿です。無疵で、縁の虫喰いが味わい深い印象を与え、印刻と青みがかった白磁が素敵です。箱蓋に、白南京 菓子器 夏生軒と墨書きされていますが、夏生軒とは、堂本印象の作品を鑑定した弟 (堂本四郎) の号です。ただ、皿自体には、どんな箱書きも必要ないほどの魅力があります。見込みには全く擦り傷が見受けられないのですが、裏面に付いた古色から、頻繁に使用されたものと推察します。洗う際にも、常に注意深く丁寧に扱われていたのでしょう。直径21.3cm、高さ4.2cm

2022年8月28日日曜日

企画展 『Favorites』

2022年9月27日(火) - 10月10日(月)  12:00 - 18:00   休店日: 10月3日(月)

当店は、この9月28日で、開店10周年を迎えます。そこで、今回の企画展では、私の特に気に入っている品を100点程選び、展示販売することにしました。出展しますものは、陶磁器・仏教美術・プリミティヴアイテム・オブジェ・アクセサリー等多岐に渡り、珍品・優品がほとんどですが、いつもの企画展同様、日本ものとアラブものの棚は常設として残しますので、どうぞお気軽にご来店いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

企画展終了まで、いくつかの品をこのブログで紹介しますので、どうぞご覧下さい。
なお、それらの品は、企画展開始前でも、先行して販売させていただきます。

新型コロナ禍がまだ収まっておりませんので、ご来店の際は、マスクの着用をお願い致します。


李朝木造虎像 (台の長さ: 50.3cm)

2022年8月23日火曜日

塔像文塼



今日の品紹介は、朝鮮、統一新羅の塼で、モチーフは仏と五輪塔が3点ずつ、それに5つの雲が浮かんでいます。キャストがしっかりしており、ダメージがほとんどない完品とよべるものです。この手の塼は人気があり、偽物も結構出回っています。
幅25cm、高さ7cm、奥行8cm

2022年8月16日火曜日

お盆休み終了

今日で、今年のお盆休みが終わり、明日からは通常営業に戻りますので、またよろしくお願い致します。



猿投山盃



今日は、平安時代の猿投山盃の紹介です。残念ながら見込に釉薬が残っていませんが、状態は非常に良く、画像の手前口縁に見えているノミホツだけで、無疵でも通りそうです。また、私好みの歪んだフォルムに深さもあるので、お酒は十分に入ります。
口径8.8 x 6.6cm、高さ3.4cm
 

2022年8月6日土曜日

2022年 夏季休暇

先日もお知らせしましたが、当店は、明日8月7日(日)より8月16日(火)まで、夏季休暇とさせていただきますので、よろしくお願い致します。

新型コロナ・ウィルスの勢いが止まりません。お盆休みを利用して旅行される方も多いのでしょうが、罹患されませんよう注意してお過ごし下さい。みなさまと元気な顔でお会いできる日を楽しみにしております。



2022年8月2日火曜日

ドゴン・ブロンズ蓋物



マリのドゴン族が造った、ブロンズの蓋物です。馬や人の造形がユニークで、容器の胴には、カナガ・マスクの文様が付けられています。古色の付き方から判断して、100年程前に造られたものでしょう。珍しい造形物で、大きさがあり、単にオブジェとして飾っても、アクセサリー等の容れ物としても活躍するでしょう。高さ28.4cm

 

2022年7月28日木曜日

お盆休み

当店は、8月7日(日)より8月16日(火)までの10日間をお盆休みとさせていただきますので、よろしくお願い致します。
なお、休み期間中も店には出掛けますので、その期間に来店ご希望の方は、8月6日(土)までにご連絡いただきますと、お会いできる日時を調整致しますので、どうぞご遠慮なくお知らせ下さい

2022年7月26日火曜日

小さな壺

今日は、小さめの壺を2点紹介致します。


珍しく蓋が残っている、古墳時代の須恵器小壺です。発掘時に、壺と共に出てきたのでしょう。無疵ということで仕入れたのですが、胴に細いニュウがあったため、内側から漆で止めました。肉眼では、無疵のようです。胴径10.1cm、高さ6.9cm(蓋なし)


こちらは、12~15c頃のクメール鉄釉小壺です。口は狭いのですが、コロンとしたフォルムが可愛く、一輪挿しにピッタリだと思います。特に気になるダメージはなく、水漏れもございません。胴径10cm、高さ8.6cm