現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2025年8月31日日曜日

企画展 『アバタがエクボ』

今日は、土偶を3点紹介致します。


ナイジェリアで発掘されたノク土偶です。ノク文化の詳細はまだ解明されていない部分が多いようですが、発掘された土偶の鑑定ではBC10~5c頃に造られたとされています。ノクの土偶には完品がほとんどなく、状態の悪いものが多い中で、今回出展するものは、側面に穴が開いているものの、それ以外にダメージのないグッド・コンディションです。高さ24.7cm


プレコロンビアの顔面土偶です。以前にもプレコロンビアの土偶を紹介したことがありますが、これは紀元前のものでしょう。これが壁面から剥がされたものか、像の残欠なのかは不明です。ただ、顔面全体が上手く残っていて、それもなかなか愛嬌のある表情をしています。頭頂部から頸部下までの長さは9.8cmです。


レバノンで発掘されたテラコッタで、どうやらアルマジロのようです。現地の同業者が自宅でコレクションしていたもので、彼の父親は考古学者でしたが、このような像は初めて見たそうです。中に石が入っているようで、振ると音がし、子供のおもちゃではなかったのかと、その業者は話していました。フェニキア時代、4000年程前のものです。全長7.3cm、高さ4.8cm

2025年8月28日木曜日

企画展 『アバタがエクボ』

2025年9月23日(火) - 10月5日(日)  12:00 - 18:00   会期中の休店日: 9月29日(日)


上記の日程で企画展を開催致します

当店では疵ものをほとんど扱わないのですが、難点があっても魅力を感じる品は入手しておりました。今回の企画展は、そのような品々の展示販売です。発掘や海上がり・川上がりの陶磁器、祈りの対象物、朽ちたオブジェ等、100点以上を出展致します。
あくまでも魅力がある品ということで、タイトルは『アバタもエクボ』ではなく、『アバタがエクボ』としました。
ご興味ある方の、ご来店をお待ちしております。

企画展終了まで、いくつかの出展品をこのブログで紹介していきますので、どうぞご覧下さい。 



2025年8月26日火曜日

ヤマーンタカ



先週に引き続き、今日もチベットものの紹介です。これは、梵名でヤマーンタカと呼ばれる大威徳明王像で、水牛に乗っています。五大明王の一員として西方を守護する役目を持ち、チベットの最大宗派であるゲルク派では、重要な本尊とされているそうです。
仏像本体と光背全てが銅造で、裏側にはいくつかの梵字が刻まれています。造られてから200年程度は経っているでしょう。
高さ13.9cm
 

2025年8月19日火曜日

マニコロ

この猛暑がいつまで続くのだろうと、暑さにウンザリする毎日ですが、みなさんお元気でお過ごしでしょうか。
当店は長い夏休みが終わり、今日から営業を再開しますので、またよろしくお願い致します。



今日の品紹介は、日本ではマニ車と呼ばれるチベットの仏具です。インターネットでマニ車を検索すると、山のようにたくさんの品が出ていますが、古いものはほぼなし。今回紹介しますマニ車は、実際にチベットで使われた個人用のもので、中には古い経典が残っています。

 

2025年8月9日土曜日

2025年 夏季休暇


先日お知らせしました通り、明日8月10日(日)より8月18日(月)までの9日間を夏季休暇とさせていただきますので、よろしくお願い致します。

酷暑が続いておりますので、自己管理を十分に行い、健やかなお盆をお過ごし下さい。



2025年8月5日火曜日

李朝黄銅蝋燭台



今日の品紹介は、李朝黄銅蝋燭台ですが、土台が卍型になっています
。油を使って火を灯す李朝の燭台は数多く、当店でも何点か扱いましたが、蝋燭の台は初めて入手しました。高さ5.7cm、卍の土台4.8x4.8cm