企画展 『アバタがエクボ』
今日は、土偶を3点紹介致します。
ナイジェリアで発掘されたノク土偶です。ノク文化の詳細はまだ解明されていない部分が多いようですが、発掘された土偶の鑑定ではBC10~5c頃に造られたとされています。ノクの土偶には完品がほとんどなく、状態の悪いものが多い中で、今回出展するものは、側面に穴が開いているものの、それ以外にダメージのないグッド・コンディションです。高さ24.7cm
プレコロンビアの顔面土偶です。以前にもプレコロンビアの土偶を紹介したことがありますが、これは紀元前のものでしょう。これが壁面から剥がされたものか、像の残欠なのかは不明です。ただ、顔面全体が上手く残っていて、それもなかなか愛嬌のある表情をしています。頭頂部から頸部下までの長さは9.8cmです。
レバノンで発掘されたテラコッタで、どうやらアルマジロのようです。現地の同業者が自宅でコレクションしていたもので、彼の父親は考古学者でしたが、このような像は初めて見たそうです。中に石が入っているようで、振ると音がし、子供のおもちゃではなかったのかと、その業者は話していました。フェニキア時代、4000年程前のものです。全長7.3cm、高さ4.8cm