現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2025年7月29日火曜日

チビリチビリと



一人でお酒を楽しめそうな、一合徳利を入手しました。京焼で意匠良く、たっぷりと付いた古色からすると、100年以上の古さがありそうです。小さな徳利なので、それに合う盃がないかと探してみると、以前から持っているものがぴったり。信楽の白釉掛けで、これも古色から見て、大正〜昭和初期のものでしょう。
徳利: 高さ14cm、容量200cc弱   盃: 口径6.1cm、高さ2.5cm
 

2025年7月24日木曜日

夏休み


当店は、8月10日(日)より8月18日(月)までの9日間、お休みさせていただきます。

なお、私は混雑を嫌うために、その期間は家でゆっくりとしておりますので、もし帰省等で当店にお立ち寄りいただける方がいらっしゃいましたら、事前にご連絡下さい。
よろしくお願い致します。

2025年7月22日火曜日

ネパール木彫

今日は、ネパールに住む山岳民族の木彫を2点紹介致します。


ネパールでは今でもシャーマンが存在するように、土着のプリミティヴな宗教と仏教が結びつき、独特の宗教観が存在します。この木彫は人間か猿の坐像のようですが、やはり宗教的な意味合いがあるのでしょう。ネパールはチベットと接しているので、猿の可能性があり、この可愛らしい姿を見ているとほっこりします。高さ15cm


こちらも坐像ですが、二人が背を向けて台の上に乗っかっています。台は歪な造りなのですが、形状からして壺等の蓋だったのではないかと思われます。オブジェとして飾るのに違和感はございません。長径9.7cm、高さ8.5cm
 

2025年7月15日火曜日

戦国の世に花を



中国、春秋戦国時代 (2500年以上前) の青銅把手付杯です。現在のコップに通じるフォルムですが、これは上級兵士の携帯用杯だったそうです。まあ当時の青銅器は貴重で誰でもが所持できるものではなかったでしょう。たっぷりと付いた緑青のパティーナが美しいです。無疵ですが、落としを入れて花を生けました。胴径9.5cm、高さ9.5cm

 

2025年7月9日水曜日

Francis Higby

先週のブログで "rest in peace" のタイトルと画像を掲載しましたが、それは、私が過去に住んでいたセイシェルで最も仲の良かった友人のドローイングです。掲載した前日、その彼が亡くなったと、他の友人から連絡があったのです。私のプライベート・マターなので、そこでは何の説明もしなかったのですが、彼はセイシェルの住人の中で、現代美術に関して最も造詣の深い人でした。
私のブログで、友人から貰ったものだと、Joseph BeuysとGuglielmo Achille Cavelliniのカード等を紹介したことがありますが、その友人というのが、今回亡くなったFrancis Higbyでした。若き頃の彼はアーティストで、元はイギリス出身ですが、ドイツに住んでいた頃もあり、多くのアーティストと繋がりがあったようです。ただ、ひょんなことからセイシェルに住むようになり、そこでは作家としてではなく、国の文化省で働いていました。家にいる時は、コツコツと好きなドローイングやコラージュを制作して楽しんでいたものの、私以外の人にはほとんど見せることもなく暮らしていました。Francis自身は葬儀をしないでくれと言い残したそうですが、彼の死を連絡してくれた友人は、彼と親しかった仲間達だけでも集まってイベントをするそうで、私に何かメッセージを欲しいと依頼があり、彼から貰った作品や印刷物の画像と文章を用意して送ったところです。

セイシェルを紹介するブログで、初回は昔の墓地の画像でしたが、二回目は、親友の遺物の写真になってしまいました。彼は、ポストカードサイズの作品を200点以上制作しており、25年程前にそれらの中から私の好みで選んで頂いたのが、下の画像のものです。画像中、下の段の中央が、若き日の彼の姿です。

ちなみに、Beuysは晩年にセイシェルを訪れ、その自然との関係をテーマとした本『Diary of Seychelles』が出版されています。私は随分前に買いましたが、今、Amazonで調べると1冊 (US$130) だけ残っていました。英文ですが、ご興味のある方はお早めにどうぞ。



2025年7月8日火曜日

江戸ガラス小皿



幕末頃に造られた、デザインの良い江戸ガラス小皿を7客入手しました。全て状態良く、鉛が入っているので、爪で弾くとキーンという金属音がします。夏の冷菜やデザートを乗せるのにもってこいでしょう。直径11.2cm、高さ2.5cm

下に、1客だけを真上から撮った画像を載せます。


2025年7月2日水曜日

rest in peace



2025年7月1日火曜日

李朝乾漆大鉢



今日は李朝乾漆大鉢の紹介ですが、乾漆でこのような鉢には初めてお目にかかりました。ご覧の通り、かなり使用された姿ですが、紙の上に布を貼った強度がある上手の仕上げなので、現在でも十分に使える状態です。どんな使い方をすれば良いのかと考えたのですが、取り敢えず果物を入れてみました。直径35.7cm、高さ13.2cm