花いっぱい
時代は紀元前から現代、ジャンルは現代美術、アフリカやインドネシアのプリミティヴ・アート、アラブの古民具、日本や朝鮮を中心としたアジアの陶磁器・仏教美術・古道具等を扱う小さなセレクトショップです。他の骨董屋や古美術店ではほとんど見掛けない珍しい品を中心に集めておりますので、ご興味のある方はどうぞご来店下さい。
Customers are able to talk in English at the shop.
2022年5月18日水曜日
2022年5月16日月曜日
映画 『教育と愛国』 監督: 斉加尚代 at 第七藝術劇場
今日は、上記タイトルの映画を観てきました。監督は、毎日放送で20年以上にわたって教育現場を取材してこられた女性記者です。日本の戦後教育は、軍国主義へと流れた戦前の反省から、政治と常に一線を画してきましたが、2006年に第一次安倍政権下で教育基本法が改正され、「愛国心」が戦後初めて盛り込まれました。それ以降、「教育改革」「教育再生」の名の下に、教科書検定制度が力を増し、歴史の記述をきっかけに倒産に追い込まれた大手教科書出版社もあったといいます。この映画には、かつて首相を勤めた、安倍晋三、菅義偉や、維新の松井一郎、吉村洋文等が登場し、ドヤ顔で自己の考えを主張しています。なお恐ろしいのは、東京大学の名誉教授の悍ましい主張で、これが我が国で最高学府とされる場の教育者かと思うと、それには驚愕すら感じます。現在のウクライナ問題から、戦前の軍国日本を想像するという意見も度々聞こえますが、それは戦前の話だけではなく、現在進行形で行われているのではという疑念すら感じてしまいます。興味のある方だけではなく、これは是非、多くの国民に観ていただきたい映画だと思います。ちなみに、今日は月曜日であるにも拘らず、観客が多く、昨日は満席で、観ることができない人で溢れたそうです。
映画館の壁面に設置されたボードには、学者・教育者・映画関係者等、多くの方による感想文が掲示されていましたが、前川喜平氏が端的に書かれていたので、それを下に紹介します。
道徳を決めるのは人間の良心であって国家ではない。歴史の真実を追求するのは学問であって政治ではない。愛国を標榜する政治家たちによる教育と学問への不当な支配。これを放置したら日本は1945年以前に戻ってしまうだろう。
2022年5月11日水曜日
2022年5月9日月曜日
映画 『杜人(もりびと)』 at 第七藝術劇場
今日は、上記タイトルの映画を観てきました。造園家であり、環境再生医でもある、矢野智徳氏を追ったドキュメンタリーです。我々の住む大地では、いかに自然に逆らって建設・造成が行われてきたか、その自然に反する行為を指摘し、自然に沿った道理で問題を解決するという、なかなか見事な手捌きを見ることができました。上映はまだ続くのでしょうが、そのストーリーは、インターネットで垣間見ることができますので、どうぞご覧下さい。
それと、金を追い求める資本主義がいかに地球環境を破壊し、将来的に人類の存続が危ぶまれるかを指摘した、斉藤幸平著の『人新世の「資本論」』も是非読んでいただければと思います。昨年に出版された本ですが、ベストセラーですから、現在の貪欲な資本主義社会に対して、懐疑的な思いのある方がたくさんいらっしゃるということなのでしょう。
2022年5月2日月曜日
ペトラの地層
今日、長く開けていなかった引き出しを開けると、懐かしいものが出てきました。2002年にヨルダンのペトラ遺跡を訪れた際、遺跡内で物売りをされていたご老人からいただいた岩の破片です。その年は、アメリカで起こった911テロの翌年なので、アラブ諸国では観光客が少なく、ペトラでも人は疎らでした。そのような状況でしたので、ご老人を気の毒に思い、飲料を買ったり、持参していたスナック菓子を差し上げたりしていると、翌日に、小さな岩の破片をプレゼントしてくれたのです。ペトラは、岩を削り出して造られた遺跡で、その小片には三種の地層が表れています。私は、10年間アラブ諸国を訪れて写真撮影をしておりましたが、多く訪れた遺跡の中でも、ペトラが一番美しかったです。また訪れたいと思うのですが、さて何時行くことができるのでしょうか。
この小片は、20年前にティッシュ・ペーパーで包んだままの状態で出てきました。売り物ではございませんので、悪しからず。
ご老人の写真が見つかったので、下に。
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