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2013年10月3日木曜日

新聞記事

昨日の毎日新聞夕刊の同じ面に、全く分野の違うお二人のインタビューと寄稿が載っていました。そのお二人の発言を要約して紹介させていただきます。

佐藤真由美 (在日コリアン系インターナショナルスクールとフィジーの子供の相互訪問等を企画)
略歴: 医師だった祖母の勤務地、東ベルリン生まれ
    祖母の転勤に従い、4才で文化革命下の中国に移住
    1982年に日本へ帰国
    20才から、米国で航空工学と心理学を学ぶ 
    大学卒業後、アメリカン航空、英ヴァージンアトランティック航空、フィジーのエア・パシフィックに勤務
    2009年には国連職員としてアフガニスタンで働くが、武装集団に車を襲われ、彼女を除く同僚3名が死亡
東独にいた頃、国際線の機内で亡命者とおぼしき少女に「国から逃げるの」といわれ、将来を決めた。「飛行機は『人生を救う乗り物だ』と思い、大好きになった。」
ヴァージンアトランティックの入社面接では、社会問題や国際情勢の話題ばかりであった。佐藤さんは、「日本では、国際化=英語を話せるだけに思われがちだが、違う。自国の話を含む人種問題や宗教問題などを知らないと品性を問われるのが、国際社会なのに」と強調
「買春ツアーの日本人や欧米で買い物ざんまいの日本人クルーを見て、『飛行機で違うこともできるのに』と思ったのも、NGOに関わるきっかけ」とか。

槙文彦 (建築家)
東京、猪瀬知事等による「新国立競技場」建設に物申す
2020年のオリンピック開催地に決まった東京に、新しい国立競技場の建設計画が着々と進められている。コンペで決まったその競技場の大きさは、これまで最大級だった海外競技場の2〜3倍の規模であり、東京の風致地区である敷地に、景観上の問題があるのではないか。また、竣工後50年、100年と次の世代が管理、運営していかなければならない宿命を持つことになるが、維持管理していく費用が莫大であるのに、その収支計画の説明がない。ヨーロッパのような成熟した市民社会であれば、パブリック・ヒヤリングによって検証されるのに、都民や国民への説明なしに進められるのはいかがなものか。説明責任が必要。槙氏が個人的に願うこのプロジェクトの究極の理想の姿は、できる限り小さくし豊かな緑道によって包まれることである。