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2021年2月22日月曜日

西サハラ・オンラインセミナー (無料)
「西サハラは誰のもの? - トランプ外交の負の遺産を越えて」


地球上の多くで領土問題が多発している中、西サハラ友の会運営委員の方からオンライン・セミナーのお知らせが入りましたので、ご興味のある方は、どうぞご参加下さい。板垣雄三さんのお話は、メディアでの解説よりも説得力があり、勉強になると思います。自国第一主義を主張するのではなく、他国や様々な人種を理解し、問題を解決していかない限り、人類の未来に希望が持てないのではないでしょうか。


主催 : 西サハラ友の会
共催 : 特定非営利活動法人 アフリカ日本協議会(AJF)、科学研究費補助金基盤研究(A) : トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究(代表・岡真理)

日時 : 2021年3月6日(土) 午後3時半~5時半 (開場3時15分) 
講演 : 板垣雄三さん(東京大学名誉教授) 「西サハラの世界史的位置を考える - トランプの置土産を眺めつつ - 」
スピーチ : ファトマ・ブラーヒーム・モフタールさん(西サハラ学生連合、「壁に向かって叫ぶ」グループ)

申込み方法 : 以下のフォームからお申し込み下さい。締め切りは3月4日深夜12時です。3月5日に参加するのに必要なリンクを送ります。フォームからの申込みが難しい場合は、事務局宛に直接お申し込み下さい。

申込み用フォームへのリンク : https://forms.gle/291qSEhf87zC88tb9
友の会事務局 : info@fwsjp.org

詳しくはこちらをご覧下さい。
https://fwsjp.org/archives/5888

[開催趣旨]
西サハラは1975年以来モロッコの占領下にあります。国連安保理は1991年に停戦と住民選挙をセットとする解決案を決議し、現地に住民投票ミッション(MINURSO)を展開。しかし、米仏の後ろ盾をえたモロッコはこれを妨害し、住民投票は実施されないままです。昨年11月、モロッコの軍事緩衝地域侵入からポリサリオ戦線が停戦破棄を通告。停戦は崩壊の危機に陥りました。そして12月10日、トランプ前大統領は、モロッコがイスラエルとの関係正常化を受け入れるのと引き替えに、モロッコの西サハラへの主権を承認すると発表。国連、EU、欧州各国、カナダなどはそれに追随しないと言明しています。バイデン政権が巻き戻すのかどうか、注目されるところです。セミナーでは、中東・イスラーム研究がご専門の板垣雄三さんを迎え、近年の変動を踏まえ、世界史的な視点で西サハラを考えます。また、難民キャンプに暮らす大学院生のファトマ・モフタールさんに現地の状況を伝えてもらいます。

[スピーカー・プロフィール]
板垣雄三さん : 東京大学名誉教授。『イスラーム誤認 衝突から対話へ』(岩波書店、2003年)、『「対テロ戦争」とイスラム世界』(岩波新書、2002年)、『歴史の現在と地域学:現代中東への視覚』(岩波書店、1992年)等、著書多数。

ファトマ・ブラーヒーム・モフタールさん(Fatma Brahim Mokhtar):オラン第一大学人文・イスラーム学部メディア・コミュニケーション学科視聴学専攻修士課程。西サハラ学生連合(UESARIO)所属。「壁に向かって叫ぶ」グループのメンバー。