放っておけない天神像
先週に引き続き、かなり朽ちたものの紹介ですが、いやあ、こんなユニークな天神像があるのですね。江戸時代のものでしょうが、世の中には色んな作り手が存在し、面白いです。飄飄とした佇まいで、右手の下は、まな板に乗った鯉でしょうか、まるで漫画を見ているようです。桐材で作られたのか、凄く軽いです。左腕が捥げ、虫食いもありますが、他には存在しないであろう珍品の天神さんです。高さ29.2cm
我が国では、キリスト教を禁止した時代がありましたが、大名の高山右近をはじめとした信者が密かにキリスト教を信仰していた記録が残っています。表面上その信者だと悟られないように、キリスト像ではなく、そのシンボルのクロスを天神像にまで描き、崇拝していた隠れキリシタンの例もあったようです。