御正体 (みしょうたい)
今日から2026年の営業を開始致します。
新年最初の品紹介は、鎌倉時代の御正体 (俗に懸仏と呼ばれる) です。元来、日本では神を敬う神道が宗教観として定着していましたが、6世紀半ばに伝来した仏教と結びつけ、神仏習合という考えの基に生まれたのが御正体です。それは、神体である鏡と仏を一体化させたもので、平安時代から室町時代まで作られました。ここで紹介します御正体では、片方の生花や仏像の髪飾が失われているものの、下部には2匹の稲荷が配され、鍍金も所々に残っています。稲荷が配された御正体を他では存じませんので、かなりの珍品だと思います。中央の仏像は弁財天でしょう。直径24.3cm