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2025年10月7日火曜日

美濃小皿

今日は、疵ものながら魅力ある表情の美濃小皿を2点紹介致します。
先日の企画展で並べたのですが、残念ながら残っておりました。


まずは室町初期に造られた皿で、見込中央にある窯疵が埋められています。私はルーチョ・フォンタナが好きだったので、このようにスリットの入ったものに惹かれるのかも知れません。全体の色バランスも良く、数寄者好みの一品でしょう。直径11cm


こちらは桃山〜江戸初期の緑釉皿で、かなり昔に欠けた部分が漆直しされています。長年の使用で、その修理部分が擦れてマットな魅力ある色に変わり、緑釉とマッチしています。修理された部分が気に入らなければ修理し直すのですが、その部分に魅力を感じれば、手を加えません。直径13.8cm