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2025年10月2日木曜日

企画展 『アバタがエクボ』

今回の企画展も、今日を含め残り4日間となりました。ご興味のある方はどうぞお越し下さい。


今日は、オルドスの品を2点紹介致します。


オルドスの遺物ではオブジェが多いのですが、これは銅造中壺です。造られた当初は耳や袴が取り付けられていたようですが、どちらも欠損しています。ただ、このように花器として使うなら、付属品のないシンプルな姿の方が良いのではないかと思います。口縁には輪花の加工が施され、たっぷりと付いた古色の中に金彩がかなり残っています。胴径19.8cm、高さ14.5cm


これが私には犬のように見えるのですが、鹿が座ったブロンズ像とのことです。フォルムが良く抜けも良し、腹部が少々腐食しているものの、両耳や尻尾がしっかりと残り、かなり良い状態です。オルドスの動物像は極小のものが多いのですが、これ位の大きさがあれば、オブジェとして飾っても存在感があるでしょう。全長6.9cm、高さ5cm