企画展 『アバタがエクボ』
今日は、海上がりの陶器を4点紹介致します。
中国近海で上がった、漢代緑釉壺です。肩が張り、底に向かって窄んでいる力強いフォルムが素敵です。ただ、この画像では見えないのですが、口縁の一部に欠けがございます。胴径16.8cm、高さ12.7cm
次に、トルコのマルマラ海 (東アジアとヨーロッパの間にある内海) で上がった12c頃のビザンチン陶器を3点紹介しますが、似通ったものが他にもございます。全てが良い状態を保っているのですが、長期間海中にあったために、貝殻が付着しています。
子供が描いたのかと思われるような、可愛い鳥の文様が施されています。最初から釉薬が掛けられていなかったのではないかと思われます。直径25.3cm、高さ8.6cm
全体に釉薬が掛けられ、中心に幾何学的な文様が施されています。直径27cm、高さ10cm
小さめの鉢で、無釉、やはり中心に幾何学的な文様があります。直径20.5cm、高さ8cm