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2016年6月15日水曜日

景色のある雑器

今日は、日本・中国・朝鮮の景色ある雑器を紹介致します。全て古いものですが、使用するのに支障はございません。


まずは日本の美濃灰釉小皿です。高台が厳しく鋭角に作られており、南北朝〜室町頃の作でしょう。。発掘ものでしょうが、目立った疵は、高台に1ヶ所小さなホツがあるだけです。直径10.8cm、高さ3cm。


次に中国、宋代の磁州窯小碗で、作為を感じさせない鉄絵の線が細く見込に描かれています。大小のシミがなかなかの景色を作り出し、ニュウが2本走っていますが、漆で止めてあります。直径14.2cm、高さ4.9cm。


最後は朝鮮、李朝初期の粉青沙器(三島)深皿です。使い込まれたようで、見込にすごいシミがあり、白い象嵌が見え難い程です。口縁に1ヶ所、共色直しがあります。直径12.5cm、高さ4.2cm。