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2023年8月1日火曜日

新羅有蓋壺



小振りながら、自然釉がたっぷりと掛かり、蓋も残っている新羅小壺です。蓋は、窯の中で灰が掛かったのか、白っぽい色をしており、本体の黒っぽい色とのコントラストが素敵です。色が違っても共蓋に間違いないと思います。このような硬質陶器が造られた時代、自然釉の全く掛からないものが正規品で、掛かったものはB品だったそうです。釉薬のドバッと掛かったやきものを良き景色として好むのは、日本人特有の感性なのでしょう。お茶の世界の侘び寂び感から来ているのかも知れません。
胴径16cm、高さ10.8cm

下の画像は、蓋を取り、シランを生けた際の姿です。