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2023年8月28日月曜日

企画展 『いきもののカタチ』

今回の企画展に出展します、いくつかの品をこれから徐々に紹介しますが、まずは中国、オルドス高原で、BC3~AC1頃に造られたブロンズ像5点です。


まずは、ツノが長く伸びた鹿像です。大きさがやや有り、パティーナも美しく、ダメージは、右側のツノの一番上の突起が欠けているだけです。鼻の部分がややカセていますが、全体に直しもなく良い状態です。全長9.8cm、高さ9.8cm


次は、小振りの瑞獣像で、ダメージが全くありません。瑞獣とは、古代中国で吉兆が起こる前兆として現れる霊妙な獣だそうです。身体全体が緑の緑青に覆われていますが、中国では、発掘したウブな色合いが好まれるそうです。全長6.3cm、高さ3.3cm


こちらは、平面的なコウモリ像です。コウモリも、中国や朝鮮では、吉祥の印として、造形物に表現されてきました。幅7.7cm


これが何だか分かり辛いのですが、顔を後ろに向けた狼像です。やはり古色が十分に付いています。幅4.9cm


最後に紹介しますのは、虎像です。ひょうきんな熊のようにも見えますが、虎だそうです。こちらも焦茶色の古色がたっぷりと付いています。幅6.2cm