現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2025年12月27日土曜日

2025年 営業終了

本日で本年の営業を終了致しました。

当店で品をお買い上げいただいたみなさまに、感謝申し上げます。どうも有難うございました。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

暖かくなったり、急に寒くなったりと、気温の変化が激しいこの冬ですが、健康に気を付け、良い新年をお迎えください。 



2025年12月23日火曜日

放っておけない天神像



先週に引き続き、かなり朽ちたものの紹介ですが、いやあ、こんなユニークな天神像があるのですね。江戸時代のものでしょうが、世の中には色んな作り手が存在し、面白いです。飄飄とした佇まいで、右手の下は、まな板に乗った鯉でしょうか、まるで漫画を見ているようです。桐材で作られたのか、凄く軽いです。左腕が捥げ、虫食いもありますが、他には存在しないであろう珍品の天神さんです。高さ29.2cm

我が国では、キリスト教を禁止した時代がありましたが、大名の高山右近をはじめとした信者が密かにキリスト教を信仰していた記録が残っています。表面上その信者だと悟られないように、キリスト像ではなく、そのシンボルのクロスを天神像にまで描き、崇拝していた隠れキリシタンの例もあったようです。
 

2025年12月16日火曜日

放っておけない弥生土器



当店では疵の多いものは通常仕入れないのですが、この弥生土器には何か魅力を感じ入手しました。丹塗土器だったのか、丹が部分的に残っています。元の口がどのような形状だったのかが不明ですし、底には発掘時にできたのであろう穴が残り、ニュウも見られます。それらの欠点を補う程の魅力的な姿だと思ったわけです。胴径15.1cm、高さ9.5cm

 

2025年12月11日木曜日

いかがわしいノーベル平和賞


2025年12月9日火曜日

ロシアン・イコン 三聖人



それほど古くはなく、19cのものでしょうが、色使いの美しい三聖人を描いたロシアのイコンです。手頃なサイズなので、教会のものではなく、一般家庭で飾り、祈りの対象とされてきたのでしょう。絵の具の剥がれも少なく、良い状態です。
縦30.8cm、横26.4cm

2025年12月5日金曜日

年末年始の休店日


時が過ぎるのは早いもので、今年も残り僅かとなりました。

当店では、年末の28日(日) より1月5日(月)の9日間を冬休みとさせていただきますので、よろしくお願い致します。

2025年12月2日火曜日

ボリ



久々にアフリカものの紹介です。
これは頭のない熊のように見えますが、マリ共和国に住むバンバラ族のボリという祭祀具です。身の回りにある木屑や鳥の羽、糞等も混ぜて形作られているものの、特に匂いはございません。天辺には鳥の羽を縫い合わせたような部分もあり、不思議な雰囲気を醸し出しています。かなり古そうに見え、作られてから100年以上経っているのかと思ったのですが、数十年前のものだそうです。画像では質感や全体のフォルムが分かりづらいので、どうぞ現物をご覧下さい。全長26.5cm、高さ21.5cm

2025年11月25日火曜日

伊万里白磁蕎麦猪口

先週に引き続き、今日も伊万里白磁の紹介です。



2点共、江戸中期のもので、画像では分かり辛いのですが、どちらも白釉が生掛けされています。口径が同じサイズでありながら、高さやフォルムに違いがあるので、比較できるように2点を並べて撮影しました。酒盃として使うのに良いサイズです。
左: 口径7cm、高さ6.1cm
右: 口径7cm、高さ5.6cm
 

2025年11月18日火曜日

伊万里白磁輪花八寸皿



江戸中期の伊万里白磁輪花皿です。擦り疵もほとんどなく、大変良い状態です。これだけの大きさがあれば、色んな料理を乗せることができ、食事を楽しめるでしょう。直径24.9cm

 

2025年11月11日火曜日

シャーマンのトクチャ



可愛い人形のようなデザインですが、これはチベットのシャーマンが付けていたトクチャです。虎の牙で作られており、時代はそれ程古くはなく、300~400年程前のものです。身に付けられるように、頭頂から縦に穴が開けられています。高さ2.6cm

 

2025年11月4日火曜日

タイの動物像

今日は、タイで造られた動物像を2点紹介致します。


まずはスコータイ王朝初期、13c頃に造られた動物像ですが、さて、この動物は何なのでしょうか。太った犬のように見えるのですが、状態は良く、直しもないようです。背中と口に穴が開けられていますが、焼成する際に破裂しないよう処置されたのでしょう。全長13cm、高さ11.4cm


こちらは小さな水牛像です。やきものに紐を巻き、その上に漆を掛て仕上げており、なかなか魅力のある姿です。塗られた金彩がかなり剥げているので、最近造られたものではないのでしょうが、数十年前ってところですか。全長7cm、高さ4.4cm

2025年10月28日火曜日

青銅皿



今日の品紹介は、中国、殷〜周代の青銅皿です。無疵で、安定したサビに覆われており、見辛いのですが、二つの魚文が陽刻されています。食器として造られたのでしょうが、とにかくシックな佇まいです。直径16.9cm
 

2025年10月21日火曜日

安南青磁茶碗


1600年代後期に造られた、小振りの安南青磁茶碗です。細かな貫入が全体に入り、良い景色を醸し出しています。無疵で、四方桟の組箱に収まっていました。口径12cm、高さ6.7cm


これは見込の画像ですが、底には釉溜まりがあります。口縁にホツのような部分が見えますが、釉薬が掛かっており、焼成前の凹みのようです。江戸時代の日本では、安南茶碗の素朴な姿が茶人に好まれ、多くが輸入されたようですが、生産地のベトナムでは雑器として使われていたので、完璧な仕上げにはこだわらなかったのでしょう。

2025年10月14日火曜日

チベタンベル



チベット密教で使用される多くのベルは、シンバルのように対であるのですが、今回紹介しますものは、白銅製の本体に振って鳴らすための布帯が付けられています。ベルの中には石かやきものがぶら下がり、実際に振ると甲高い素敵な音がします。ベルや帯の古色からすると、100年以上前のものでしょう。ベルの直径11.8cm

 

2025年10月7日火曜日

美濃小皿

今日は、疵ものながら魅力ある表情の美濃小皿を2点紹介致します。
先日の企画展で並べたのですが、残念ながら残っておりました。


まずは室町初期に造られた皿で、見込中央にある窯疵が埋められています。私はルーチョ・フォンタナが好きだったので、このようにスリットの入ったものに惹かれるのかも知れません。全体の色バランスも良く、数寄者好みの一品でしょう。直径11cm


こちらは桃山〜江戸初期の緑釉皿で、かなり昔に欠けた部分が漆直しされています。長年の使用で、その修理部分が擦れてマットな魅力ある色に変わり、緑釉とマッチしています。修理された部分が気に入らなければ修理し直すのですが、その部分に魅力を感じれば、手を加えません。直径13.8cm

2025年10月5日日曜日

企画展 『アバタがエクボ』

本日で今回の企画展が終了しました。
ご来店いただいたみなさま、そして品を購入していただいたみなさまに感謝申し上げます。
どうも有難うございました。
明後日からは通常営業に戻りますので、またよろしくお願い致します。



2025年10月2日木曜日

企画展 『アバタがエクボ』

今回の企画展も、今日を含め残り4日間となりました。ご興味のある方はどうぞお越し下さい。


今日は、オルドスの品を2点紹介致します。


オルドスの遺物ではオブジェが多いのですが、これは銅造中壺です。造られた当初は耳や袴が取り付けられていたようですが、どちらも欠損しています。ただ、このように花器として使うなら、付属品のないシンプルな姿の方が良いのではないかと思います。口縁には輪花の加工が施され、たっぷりと付いた古色の中に金彩がかなり残っています。胴径19.8cm、高さ14.5cm


これが私には犬のように見えるのですが、鹿が座ったブロンズ像とのことです。フォルムが良く抜けも良し、腹部が少々腐食しているものの、両耳や尻尾がしっかりと残り、かなり良い状態です。オルドスの動物像は極小のものが多いのですが、これ位の大きさがあれば、オブジェとして飾っても存在感があるでしょう。全長6.9cm、高さ5cm

2025年9月28日日曜日

企画展 『アバタがエクボ』

今日は、海上がりの陶器を4点紹介致します。


中国近海で上がった、漢代緑釉壺です。肩が張り、底に向かって窄んでいる力強いフォルムが素敵です。ただ、この画像では見えないのですが、口縁の一部に欠けがございます。胴径16.8cm、高さ12.7cm


次に、トルコのマルマラ海 (東アジアとヨーロッパの間にある内海) で上がった12c頃のビザンチン陶器を3点紹介しますが、似通ったものが他にもございます。全てが良い状態を保っているのですが、長期間海中にあったために、貝殻が付着しています。


子供が描いたのかと思われるような、可愛い鳥の文様が施されています。最初から釉薬が掛けられていなかったのではないかと思われます。直径25.3cm、高さ8.6cm


全体に釉薬が掛けられ、中心に幾何学的な文様が施されています。直径27cm、高さ10cm


小さめの鉢で、無釉、やはり中心に幾何学的な文様があります。直径20.5cm、高さ8cm

2025年9月25日木曜日

企画展 『アバタがエクボ』

今日は、額装したコプト裂を4点紹介致します。
1点目は入手した額そのままですが、2点目以降は、入れてあった額があまりにも酷かったので新しいものに入れ替えました。

画像の下が、それぞれのフレーム・サイズ (縦 x 横) です。


49.6 x 25.5cm

31.1 x 40.2cm

36.7 x 36.7cm

54 x 42.5cm

2025年9月22日月曜日

企画展 『アバタがエクボ』

2025年9月23日(火) - 10月5日(日)  12:00 - 18:00   会期中の休店日: 9月29日(月)


いよいよ明日から今回の企画展の開始です。ご興味のある方のご来店をお待ちしております。よろしくお願い致します。
なお、いつもの企画展と同様に、二つの棚は常設として残しております。


今日は、李朝ものを3点紹介致します。花器として造られたものではありませんが、花を生けて撮影しました。使い方はお買い上げいただく方にお任せしましょう。


珍品の把手付容器ですが、ボディは銅造で、その上を紙縒で覆って仕上げています。おまけに、口縁部には鉄造の輪を取付け、その錆びた鉄と古色のたっぷりと付いた紙縒が風情良く調和しています。細い把手が付けられていますが、どのように使われたかは不明です。胴径17.2cm、高さ14.7cm (金具を含まず)


こちらは李朝中期頃の白磁小壺です。塩や食材を入れるための容器だったのでしょう。梅花皮状の肌が荒々しい表情に仕上がっています。胴径9.4cm、高さ7.3cm


白磁極小瓶ですが、かなり小さいので明器だったのかもしれません。高台に小さなホツと、下部に釉ハゲがありますが、細かな貫入が全体に入り、雨漏りの景色が素敵です。これはやはり花器にピッタリでしょうね。李朝前期のものです。高さ7.1cm

2025年9月20日土曜日

企画展 『アバタがエクボ』

今日は、頭部残欠を紹介致します。数点をまとめて写した画像がありますが、販売は1点ずつです。


左から                   ハッダストゥッコ仏頭
                      漢代陶俑頭部
                      北斉白玉仏頭


                  全て雛人形頭部


                  ビルマからくり人形頭部

2025年9月16日火曜日

企画展 『アバタがエクボ』

今日は陶器を5点紹介致します。


BC4cのギリシャ、ウインドホース皿です。欠けはなく、目立たないニュウが二ヶ所ありますが、この状態なら無疵と表示する同業者もあるでしょう。色使い、風合い共に絶妙です。この手の皿は祭祀用だったのかもしれません。箱には表示の紙が二ヶ所に貼ってありますが、筆跡が違うので、以前の所有者が複数存在したようです。直径24.5cm、把手間28.7cm、高さ2.9cm


江戸中期の絵唐津大皿です。よく使われたのでしょう、程良いシミが出て景色良しです。隅の方に描かれたのは竹なのか草なのか、とにかく作為を感じさせない上品な絵です。ホツが二ヶ所あるのですが、どちらも口縁下にあるため、上からの眺めでは目立たなく、銀直しされています。直径29.3cm、高さ5.9cm


江戸後期の瀬戸螺旋徳利です。特に疵けはないのですが、ご覧の通り、歪に凹んだ部分があり、それが景色となっています。
高さ22.3cm


桃山〜江戸初期の黒唐津小徳利です。首は直されていますが、フォルム良く、釉薬の垂れ方も素敵です。また、容量が200ccですから、徳利としてはベストサイズでしょう。胴径8.1cm、高さ11.1cm


江戸中期頃の瀬戸中鉢です。僅かなホツと細いニュウが何本かあり、随分前に金直しされたようですが、描かれた絵がヘタウマで、器全体にシミや雨漏りが見受けられます。建水として使用されたのかもしれませんが、菓子鉢や果物入れとして使えるでしょう。勿論、水漏れはございません。下に、見込の画像を載せますが、まるで李朝の刷毛目のような景色です。高台にも、たっぷりと古色が付いています。胴径19.4cm、高さ10.8cm


2025年9月12日金曜日

企画展 『アバタがエクボ』

今日は、信仰ものを3点紹介致します。


19c以前のキリスト磔刑像です。クロスも腕も失くなっていますが、存在感たっぷりです。
像の高さ33cm、板のサイズ48x20cm


江戸時代の吉祥天です。腕が捥げ、光輪にもダメージがありますが、色落ちした古色や朽ち方が素敵です。高さ15cm


江戸時代の朽ちた大黒像です。下半身に虫食いがあったものの、可愛らしい顔は健在です。高さ12.4cm (台付)

2025年9月8日月曜日

企画展 『アバタがエグボ』

今日は、金属製の花器を3点紹介致します。全てが落とし付きです。


珍しい形の鉄造花器で、細い胴に鉛の輪が回され、より引き締まって見えます。錆びた鉄に腐食した部分が、侘び寂び観をたっぷりと感じさせてくれます。高さ19.9cm


こちらも腐食した鉄造の掛花入です。造られてからかなりの年月が経過しているようで、新しく錆びた鉄造のものよりも趣があります。自立しますので、掛花ではなく卓上や床に置く花器としても使用できます。胴径5.4cm、高さ19cm


全体に塗装されているので、素材がはっきりとは分からなかったのですが、造りから見てアルミ缶を加工した現代ものの掛花入でしょう。アーティストが造ったのか、裏側には環を取り付けて、なかなか洒落た花器です。高さ12.4cm

2025年9月4日木曜日

企画展 『アバタがエクボ』

今日は、伊万里の染付を2点紹介致します。どちらにも直しが施されていたのですが、古い直しであったり、金がほとんど剥がれていたりしたので、錫で修理し直しました。私は、染付に金直しを好まないのです。


これは初期伊万里の蝶紋中皿です。3ヶ所が割れていたものの、パーツがあったために上手く直されています。
直径15.4x14.3cm、高さ3.6cm


こちらは、蕎麦猪口の初期で、歪み具合や素朴な絵付を見ていると、まるで初期伊万里のようです。1600年代後半の作で、蕎麦猪口の中で最も初期に造られたものです。日本酒が似合いそうですね。口径7.5x6.6cm、高さ6.1cm

2025年8月31日日曜日

企画展 『アバタがエクボ』

今日は、土偶を3点紹介致します。


ナイジェリアで発掘されたノク土偶です。ノク文化の詳細はまだ解明されていない部分が多いようですが、発掘された土偶の鑑定ではBC10~5c頃に造られたとされています。ノクの土偶には完品がほとんどなく、状態の悪いものが多い中で、今回出展するものは、側面に穴が開いているものの、それ以外にダメージのないグッド・コンディションです。高さ24.7cm


プレコロンビアの顔面土偶です。以前にもプレコロンビアの土偶を紹介したことがありますが、これは紀元前のものでしょう。これが壁面から剥がされたものか、像の残欠なのかは不明です。ただ、顔面全体が上手く残っていて、それもなかなか愛嬌のある表情をしています。頭頂部から頸部下までの長さは9.8cmです。


レバノンで発掘されたテラコッタで、どうやらアルマジロのようです。現地の同業者が自宅でコレクションしていたもので、彼の父親は考古学者でしたが、このような像は初めて見たそうです。中に石が入っているようで、振ると音がし、子供のおもちゃではなかったのかと、その業者は話していました。フェニキア時代、4000年程前のものです。全長7.3cm、高さ4.8cm