現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2026年7月28日火曜日

味良き盆

今日は、古色がたっぷりと付いた盆を2点紹介致します。



これは、今や人気ものになった、江戸時代の肥後国(現在の熊本県)で作られた矢部盆です。栗材を削り出して作られ、縁は黒漆、見込にはベンガラ漆が塗られています。長期間使用されたのでしょう、所々に元のベンガラ色が見られるものの、全体にはベンガラが擦れて臙脂色になっています。一ヶ所ヒビが見られますが、安定しており、全体としては良い状態だと思います。素朴な姿、酒器を乗せて気分良く飲めそうです。直径30.3cm

下に裏面の画像を載せます。





こちらは、朽木で作られた盆かと思ったのですが、裏に工房の印が書かれており、京都で1661年から360年以上漆器を作り続けていらっしゃる象彦のものである事が判明しました。小振りの盆で古色たっぷり、見込に描かれた菊花模様も見え難くなっています。江戸後期頃の作で状態は至って良し、縁の立ち上がりが低く、独酌にピッタリです。直径24cm


2026年7月21日火曜日

黒陶把手付小瓶



BC1200~600年頃の鉄器時代に、レバント地方で作られた黒陶把手付瓶です。かなり小さな瓶なので、高価な香油を入れるために作られたのでしょう。発掘品のためにカセてはいますが、底に番号が書かれていることから、考古学の研究材料だったのかもしれません。底に極小の穴が開いていたので修理し、水を張れるようにしました。高さ8.3cm

 

2026年7月14日火曜日

台付地蔵菩薩



煤を被った江戸期の地蔵菩薩です。状態は良いのですが、光背だけが欠損しています。光背は仏さんによってそれぞれ形や大きさが違いますが、オリジナルのものを失くし、別の光背を後補で付けたのも多く存在します。額には小さな水晶の白毫が埋め込まれています。高さ24.1cm

 

2026年7月7日火曜日

石造小型猿面



中国の中原(ちゅうげん)で発掘された小さな石造猿面です。中原とは、現在の河南省を中心とした華北平原の中心部で、殷代より周、漢、唐等の王朝の都が置かれた中華文明の核でした。当店では、漢代以前の小さな石造物をいくつか所有しており、それらには紐を通す穴が裏面に開けられているのですが、今回紹介します猿面では、ご覧の通り、顔の上部に穴が開けられています。そのような違いで、これは
唐代頃のものではないかと推測しています。磁石がくっ付くため、蛇紋岩を加工したようです。
縦横: 5.5x4.6cm
 

2026年6月30日火曜日

木のミニマル・デザイン

今日は、部屋のオブジェとして飾れる、ミニマル・デザインの木造物を3点紹介致します。


これを最初に見た時には何の道具か全く想像できなかったのですが、茅葺き屋根の茅を葺く時に使う道具だそうです。下半分が木造、上は鉄造で、長年使用されたのでしょう、全体が黒っぽくなっています。長さ105.7cm


これも初見のものでしたが、編棒だそうです。何を編むかは?ですが、やはり黒っぽくなっています。長さ55.2cm


最後は木球ですが何に使われたのかは不明です。ひび割れて古色たっぷり、卓上に置くだけで存在感ありありです。直径9.9cm

2026年6月23日火曜日

ナガの籠に花を



ナガ族の網カゴを壁に掛け、花を生けました。この画像では、編目が詰まって見えるので、下にカゴだけの画像を載せます。


ナガ族のカゴは、猿のスカルやイノシシの牙などをくっ付けたデコラティヴなものが多いのですが、今回紹介しますカゴは、いたってシンプルなデザインです。ナガではカゴを手に持つのではなく、背負子のように背負うために、このカゴでも、上部の帯を頭に掛け、下に垂らした 紐状部分で長さを調整するようになっています。紐状部分は、素材からして堅く、布紐のようには結べないので、ラフに絡ませているところが、ビジュアルとして素敵です。かなり使用されたのか、底の部分は新しい素材で補修されていますが、全体には良い状態です。
こんなカゴで買物はいかがでしょうか。勿論、手持ちも可能です。
縦横共24cm (取手含まず)

2026年6月16日火曜日

ガラス盃 2点

夏でもあり、今日はガラス盃を2点紹介致します。大きさにかなりの差があり、比較のため2点を1画像に収めました。



口縁が切りっぱなし、明治時代の面取ガラス盃です。初見の極小グラスで、かなり多くの面取が施されています。
口径4cm、高さ4.4cm

大正〜昭和初期頃のグラスで、口縁に僅かなニュウがあったために、口縁全体に銀を巻いているのですが、わざと均一に直していないために、現代美術的な趣があります。
口径5.7cm、高さ5.7cm