現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2013年5月30日木曜日

黒田泰蔵

商品の紹介ばかりでは退屈でしょうから、たまには私のコレクションの中で珍しいものをお見せ致します。
繊細かつ素敵なフォルムの白磁で有名になられた黒田泰蔵さんですが、こちらは世間ではあまり知られていない初期の作品です。22年ほど前、大阪で初個展をされた際に購入しました。お兄さんが著名なイラストレーターであり、その関係もあって、作品は完売だったような記憶があります。当時は、このような焼〆のオブジェを作られていました。私は力強い作品を好むので、これを選んだのですが、高校時代は空手部に所属されていたこともあり、自画像ではないかと私は勝手に推測しています。
その初個展の後、泰蔵さんは高校時代の同級生であった親友と、日本を代表する茶道具屋である谷松屋 戸田商店を訪問され、現社長の戸田博さんから白磁をやってみればどうかとアドバイスされたそうです。同伴した泰蔵さんの親友が私の親友でもあったため、その日の内にそのような話をお聞きしました。それを機会に白磁制作を始められたのでしょうが、現在では国内外で活躍され、海外の著名人にも人気があるようです。




2013年5月23日木曜日

天平時代、有蓋壺


正倉院に所蔵されている薬の容器と同型のもので、通称、薬壺と呼ばれています。この形の壺は8、9世紀に作られたのですが、肩の張っているものほど古く、ここに紹介します壺は8世紀前半のものでしょう。

2013年5月16日木曜日

チベット、ネックレス

先週に引き続き、チベットものの紹介です。私は女性ではないので、キラキラのダイヤモンドより、こんな自然石を好みます。



2013年5月9日木曜日

チベット、トクチャ

今日は2点のトクチャを紹介致します。トクチャとはチベット密教でのお守りで、お経の上に乗せたり、身につけたりします。


まずは三護法尊のレリーフです。中央に観音菩薩、左手に文殊菩薩、右手には金剛手が描かれています。それらの下には観音菩薩と書かれてあり、ダライラマはその化身です。また、裏面には梵字が描かれています。


2点目は、馬に乗った猿の像です。チベットの神話で、猿がチベット人の始祖だと言い伝えられているため、そのモチーフは人気があります。

2013年5月7日火曜日

オリバーストーンが語るもうひとつのアメリカ史

もう少し前にこのブログを書けば良かったのですが、現在NHK BS1のBSドキュメンタリーシリーズで、一般的に知られているアメリカの歴史認識の、影に隠れた部分を暴きだした番組を放映しています。10回のシリーズもので、もうすでに今夜で5回目が終わったのですが、明日6回目が放映されますし、いずれまた再放送があると思いますので,是非ご覧下さい。映画監督のオリバー・ストーンが、歴史学者であるピーター・カズニックと組んで制作した番組です。アメリカのいう民主主義がどんなものか、また同盟国である我が国が未来に向けての正しい選択を行っているのか、それぞれの日本人が再考する機会を与えてくれるのではないでしょうか。

2013年5月2日木曜日

伊賀焼、匣鉢(サヤ)


それぞれの窯場にサヤがありますが、花器に使ってみようかと思えるほどの美しいものはなかなか見つからないものです。ここに紹介致しますサヤは直径もややあるので、こけ玉を入れていますが、野の花等を生けても似合うでしょうね。何度も何度も使用され、自然釉がたっぷり掛かって、非常に力強い表情を醸し出しています。