現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2020年11月25日水曜日

ヴィンテージのブローチ



ネイティヴ・アメリカンの手によって、20世紀中頃に作られたブローチです。シルバーに、ターコイズやシェルで象嵌したもので、中央にはフクロウがぶら下がっていますが、彼等にとって、フクロウは家の守り神とされているようです。象嵌の剥がれもなく、状態良しです。高さ6.3cm

 

2020年11月18日水曜日

シリア彩文土器

今日は、先週に引き続き、花器として使用できる器を紹介致します。シリアは、メソポタミア文明が栄えた土地なので、遺跡も多く残っていますが、この土器がどの遺跡から発掘されたかは不明です。何れにしましても4000年以上前のもので、口縁に少しホツレがありますが、薄造りで磨研された器体に彩文が程良く残り、特に気になるダメージはございません。丸底ですが、落としに水を張れば安定するので、輪っかに乗せない方が、格好良いでしょう。胴径10.7cm、高さ7.8cm
シリアでは、東京大学や筑波大学等が発掘調査を行っていますが、現地の市場で先史土器を目にすることはありません。私は、10年前まで何度もシリアを訪れ、めぼしいアンティーク・ショップを何軒も覗きましたが、古道具類は多くあるものの、土器類にはお目にかからず、どうも、古い発掘もの等は、国の遺産として、個人での発掘や販売は禁じられているようです。従いまして、今回の土器は、随分前に日本へ持ち込まれたものだと想像します。


 

2020年11月11日水曜日

朽ちた漆桶



漆桶には枝物が似合うこともあり、私自身はそれが大好きなのですが、魅力あるものにはなかなか出会えません。今回紹介します漆桶は、朽ちてはいるものの、欠けた状態やパティナが美しく、即座に入手の判断をしました。秋から春まで、多くの枝物が出回りますので、生花を楽しんでいただければと思います。小振りなサイズも魅力の1つでしょう。胴径10.3cm、高さ16.8cm

 

2020年11月4日水曜日

江戸ガラス杯



当店では、これまで背の低い江戸ガラス盃を何点か扱いましたが、今回は、コップ型の江戸ガラス杯の紹介です。見た目には、単なるガラス杯と思われますが、爪で弾くと、鉛を含んだキィーンという金属音がします。そして、刻まれたグラヴィールが柔らかな葉っぱのようで、とても上品な佇まいです。3点入手できましたので、私もこれで冷酒を試そうかなと思っています。幕末〜明治初期のものですが、150年以上前に、日本でもこんなモダーンなグラスが作られていたのですね。口径5.6cm、高さ7cm