咲きました

ここのところ、暗いニュースばかりで、気分も暗くなります。人間社会にうんざりする昨今ですが、綺麗な花を見ると、一瞬現実を忘れ、自分自身の堅い表情が緩むのを感じます。ということで、今日は、我が家で咲いたばかりの花の紹介です。

昨日は蕾だったものが、今朝、咲きました。今年初めて咲く我が家のクレマチスです。クレマチスはこの一種類だけ育てているのですが、一鉢で年間100輪程の花を咲かせます。すぐにでも開くような蕾が20近くあり、当分の間、朝起きて見るのが楽しみです。

これも、今朝、今年初めて咲いたエンビセンノウの花です。エンビセンノウの茎は、くねくねと曲がったものが多いのですが、これは珍しく真っ直ぐ伸びていました。

5年以上前に買ったハナミズキの鉢植に、先週ようやく花が咲きました。たった2輪咲いた花ですが、長年待ち焦がれたので、喜びいっぱいです。このハナミズキは、かなり珍しい種で、成長しても高さが2mにも満たないのだそうです。現在は高さ1.2m程で、花径が4cmと小さいのです。

この写真は、店の前の植え込みの様子です。毎年、今頃の季節になると、このように鮮やかで可愛い花を咲かせてくれます。

喜名黒釉油壺

17~18cの喜名黒釉油壺に花を生けました。喜名古窯の窯跡は、2003年になって読谷村で発見されたそうですが、開窯・閉窯の時期がはっきりとは分かっていないようです。ただ、17世紀後半、もしくは18世紀前半には閉窯になったと考えられています。そこのやちむんには、首に欠けがあったり、飛んでいたりするものが多いのですが、今回紹介します壺は、高台にソゲがあるものの、その他に疵はなく、水漏れ・油臭共にございません。胴径8.9cm、高さ10.2cm

ゴールデンウィーク中の休店日

今年のゴールデンウィークの中で、5月1日(日)~5月5日(木)の5日間は休店とさせていただきます。その期間中でなければご来店できないというお客さまがいらっしゃいましたら、事前にご連絡いただきますと、時間調整をさせていただきますので、よろしくお願い致します。

『邂逅する写真たち・モンゴルの100年前と今』　　at 国立民俗学博物館

昨日は、民博で上記タイトルの特別展を観てきました。モンゴルの100年前と現代の文化を、写真で見せる企画展で、行くまで内容がほとんど分からなかったのですが、なかなか面白い企画でした。特に、100年前の写真と、ラッパーの音楽活動を大画面で見せる動画が興味深かったです。ラッパーのいろんなグループが出演していて、30分程立ち止まって鑑賞しました。

下の画像は、展示されていた写真をスマホで撮ったもので、100年以上前のシャーマンです。モンゴルは、シャーマニズムと仏教が混在する社会で、仏教に関しては、チベットから流入したようです。

この特別展は、5月31日まで開催されていますので、興味のある方は是非ご覧になって下さい。民博のミュージアム・ショップでは、民俗学に関する本が多くあり、読むと勉強になります。私は、今年出たばかりの『シャーマン』の本を購入しました。

ということで、今日はネパールのシャーマン・ネックレスを紹介致します。

動物の牙やら貝殻、水晶・コイン・銀細工等、チャームが色々と集められています。

鉄味良き品

鉄味の良いものには、やはり魅力を感じます。ということで、今日は、そのような鉄造の品を2点紹介致します。

これは、チベットの鍵です。大量生産のものと違い、手作り感たっぷり、かなりの時代もあり、きっちりと開け閉めできます。

こちらは、ミニマル・デザインの小柄です。以前にも、このブログで小柄を紹介したことがありますが、柄に全くデザインのないものは存在しないのかと長い間思っていたところ、ようやくそれを発見し、入手しました。時代が下がると、柄の部分が銅造になるそうで、これは鉄造なので、17c前半はあるとのことです。魅力は、ミニマルな造形だけではなく、刃紋も美しいのです。ペーパーナイフにぴったりですよ。

型吹き無地グラス

春を迎えましたので、今日は、明治時代の厚手グラスを紹介致します。これまでにも、同手のグラスを数点扱いましたが、今回のものは、少々歪みがあり、ガラスの厚みが疎らで、ユラユラ感がたっぷりです。無疵完好、私も試しにロックグラスとして使ってみましたが、ずっしりと重みがあり、お酒を美味しく味わえました。口径7.1cm、高さ8.7cm
 

企画展 『花の器 10th』

今回の企画展は、今日無事に終了致しました。当店にわざわざお越しいただいたみなさま、そして品を購入していただいたみなさまに感謝申し上げます。どうも有難うございました。

明後日からは通常営業に戻りますので、またよろしくお願い致します。