現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

Customers are able to talk in English at the shop.

2016年2月28日日曜日

Arab as it is (素顔のアラブ) 26

今回は、地名は表示しますが、キャプションなしの、ビジュアルとしてのアラブです。


                          Marrakech, MOROCCO


                           Tunis, TUNISIA


                          Tozeur, TUNISIA


                           Aleppo, SYRIA


                         Seydnaya, SYRIA


                           Cairo, EGYPT


                         Jerusalem, PALESTINE


                          Harissa, LEBANON

2016年2月25日木曜日

木製花器

今日は、木製の見立て花器を2点紹介致します。


和蝋燭のようなフォルムですが、実はこれ、元は槍の鞘で、槍を入れた穴を丸く刳り貫き、落しを入れて花器に仕立てました。木製のボディの表面が漆で固められています。高さは25.5cm、他に存在しない1点だけの花器です。


こちらは、高さ20.5cmのずんぐりした木製瓶ですが、花器として作られたのかどうかが不明です。もし花器であったとすれば、一般家庭では使用しないでしょうから、神社に祀られていたものでしょう。この写真ではドライの植物を飾っていますが、生花も生けられるように落しを用意しました。

2016年2月18日木曜日

鶏龍山大徳利


高さ22.5cm、発掘伝世の李朝初期、鶏龍山徳利です。窯の中でグニャっとへたって捨てられたのでしょうが、後年それが掘り出され、飛んだ頸や痛んでいた部分が銀直しされています。発掘ものながらカセはほとんどなく、肌は艶々とし、鉄絵も鮮明に残っています。随分前に日本にもたらされたのでしょう、長年徳利として活躍したようで、雨漏りが素晴らしい景色を醸し出した数寄者好みの一品です。

2016年2月11日木曜日

朝鮮の土器

今日は、朝鮮三国時代の土器を2点紹介致します。日本のやきものでいえば、土器質ではなく須恵器質なのに、朝鮮のものは何故か土器と呼びますね。


                               新羅土器
高さが14cmですから、徳利として使うには丁度良いサイズですが、花器としてもなかなか見応えのある新羅小瓶です。窯の中で倒れたのでしょうか、ご覧の通り満月のようなひっつき痕があり、味のある景色を生み出しています。水漏れなしです。


                            伽耶土器
こちらは、口径7.5cm、高さ6cmの、4〜5世紀頃に作られた伽耶把手土器です。赤土に煤を定着させたことにより、表面が黒くなった典型的な伽耶の土器です。口縁にノミホツが1カ所あるだけで、ほぼ完品といっても良いくらいの状態です。水漏れもありません。小さなサイズですから、飲料用の器として作られたのでしょうが、現在私達が使っているカップの原型ですね。5世紀中頃、朝鮮の伽耶地方から陶工集団が渡日し、陶邑(すえむら)にて伽耶と同じ土器を焼いたのが須恵器の始まりとされています。

2016年2月4日木曜日

種子島焼小壺


高さ13.5cm、胴径13cm、江戸後期の種子島焼小壺です。お歯黒壺として丁度良いサイズなので、内地に入ってからそのように使われたようで、肌が黒ずんでいます。種子島の土は鉄分を多く含むため、こんな小壺でもかなりの重さがあります。経年の疵がございますが水漏れはなく、ご覧の通り、とても力強い佇まいです。

下の写真は、例の木瓜を生けた時のものです。
先日のブログで、買いすぎて当分はいらないなんてことを書きましたが、木瓜は美しくて長持ちもし、やはり私は好きです。
昨年末に買った枝に、1ヶ月以上経った今、新たな花が咲こうとしています。