現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

Customers are able to talk in English at the shop.

2023年5月30日火曜日

紅陶双耳小壺



前回の企画展で、中国、龍山窯の黒陶双耳壺を紹介しましたが、今回紹介しますのは、寺窪文化・安国類型とされる、やや小振りの紅陶双耳壺で、作られたのは青銅器時代、3000年程前です。時代があり、形良く、花を生けても似合うのですが、こういったものの市場での評価が低く、残念だなあと感じています。朝鮮の紅陶と比べ発掘数が多いのかも知れません。また、中国人が手を出さないため、高額にならないのでしょう。ダメージは、口縁にノミホツが1つですから、無疵でも通る状態です。直接水を入れると沁みるので、花を生けるには落としが必要です。胴径12.5cm、高さ12.2cm

 

2023年5月23日火曜日

石造恵比須像



九州から出た、大振りの石造恵比須像です。かまどのあった部屋で煤を被り続けたのでしょうか、黒々としたトロトロの状態で、大きさもあるため、迫力があります。九州は、肥前の狛犬があったり、田の神があったりと、石の文化が豊かな場所だったのですね。江戸時代以前のものです。高さ25cm

 

2023年5月19日金曜日

スズメのさえずり

最近、私は朝の5時前には起きて、外に出ます。都会の真ん中でも、早朝は車の量が少なく騒音がほとんどないのですが、先月頃からチュンチュンと鳴くスズメのさえずりが頻繁に聞こえるようになり、その可愛い鳴き声に耳を澄ますようになりました。何年か前からスズメをあまり見なくなり、羽根の綺麗なシジュウカラ等をよく見かけるなと思っていたところ、昨日の新聞に、この季節はスズメの求愛期で、チュンチュンというさえずりは、雄スズメが雌に呼びかける声だと言うことが載っていました。かなり小さなスズメも多いなと思っていたら、赤ちゃんスズメが誕生する時期でもあるのだとか。
私がセイシェルに住んでいた時、現地でカッチッチと呼ばれている小型のタカが家の軒下に住むようになり、夕方外から帰宅した際にはいつも声掛けをしていました。そのタカは、通常家族の何羽かで森林の中に巣を作るそうなのですが、たった一羽で人間の家に住み着くとは珍しいケースだったようです。それも、私の家では大きなスライディング・ドアが三つ並んでいたものの、私が常に出入りするドアの真上に住んでいたとは、私が外敵でないと踏んでいたのでしょう。私は人間以上に他の生き物が好きですから、そんなことを感じ取っていたのかもしれません。ただ、セイシェルでは、そのタカは縁起の良くない存在だとされていて、私が日本へ一時帰国する際、近所のワーカーに留守番を頼み、家族では住まずにそのワーカー独りで住むように指示していたものの、子供が何人もいる家族と住んでいたようで、その家に私が戻っても、タカは来なくなりました。以前、そのワーカーには色んな仕事を依頼していましたが、そのような事があってからは彼と一切の縁を切りました。それから半年後だったのか記憶が曖昧ですが、スイミング・プールに一羽のタカの死骸が浮いていて、それが以前私の家に住んでいたタカなのかは分かりませんでしたが、そんな悲しい別れを今も時々思い出します。とにかく、私は生き物好きなのです。
 

2023年5月16日火曜日

指輪型トクチャ



指輪として作られたチベットのトクチャで、モチーフは仏具である五鈷鈴です。時代は200~300年前と、トクチャの中では特別古くはないのですが、素材が隕鉄という珍しいものです。極小のモチーフでありながら、数百年前にこれ程精巧に作られたことには吃驚します。指輪ではなく、ペンダントトップとして身に付けても洒落ているのではないでしょうか。

 

2023年5月9日火曜日

李朝乾漆水筒



ゴールデンウイークが終わり、当店は今日から営業再開です。

今日の品紹介は、李朝の乾漆水筒ですが、時々目にする普通の乾漆ではなく、吹ガラスの瓶の上を乾漆で仕上げたという大珍品です。かなり使い込まれたようで、紐が切れ、乾漆が所々剥げていますが、内側のガラス瓶には問題がないようで、水漏れは全くございません。4月末日に今年初めて咲いた、クレマチスの花を生けました。侘び寂び感たっぷりです。高さ17.2cm

夏を迎えるにあたり、店内には多くのガラス器を並べましたので、どうぞご覧になって下さい。
 

2023年5月8日月曜日

映画 『ハマのドン』 監督: 松原文枝  at 第七藝術劇場

今日は、上記タイトルの映画を観てきました。既にご存知の方も多いかと思いますが、政府や自治体、財界が推し進めていた、横浜でのカジノ計画を、港湾荷受の元締めである91歳の藤木幸夫氏が先頭に立ち、阻止したドキュメンタリー映画です。自身が自民党員でもありながら、横浜港で博打はさせないと、カジノ反対の市民グループと共に官邸に立ち向かった姿の何と勇ましく素晴らしいこと。アメリカで多くのカジノを設計し作り上げてきた日本人まで、その姿に惚れ込み、日本でのカジノ誘致反対側に回ったそうです。
私も、随分前にこのブログで、博打で経済を回そうなんてとんでもないと述べましたが、大阪でのカジノ付きIRに賛成している府民が50%以上いるとは嘆かわしいことです。私も若い頃には自民党員だった時期もあり、博打好きです。ただ、博打は己が楽しんでも、その儲けで経済を回すなんて考えが最低!
藤木氏は、ラジオ局も設立されたそうですが、そこで金融業者の宣伝は絶対にさせないそうで、かつて悪徳サラ金業者の弁護士をしていた大阪府知事とは正反対の人間、その男気に惚れた人も多くいるでしょう。カジノ誘致賛成の人は、己の生き様を恥ずかしいものではないのかと、よく考えてみればどうですか?