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2023年5月19日金曜日

スズメのさえずり

最近、私は朝の5時前には起きて、外に出ます。都会の真ん中でも、早朝は車の量が少なく騒音がほとんどないのですが、先月頃からチュンチュンと鳴くスズメのさえずりが頻繁に聞こえるようになり、その可愛い鳴き声に耳を澄ますようになりました。何年か前からスズメをあまり見なくなり、羽根の綺麗なシジュウカラ等をよく見かけるなと思っていたところ、昨日の新聞に、この季節はスズメの求愛期で、チュンチュンというさえずりは、雄スズメが雌に呼びかける声だと言うことが載っていました。かなり小さなスズメも多いなと思っていたら、赤ちゃんスズメが誕生する時期でもあるのだとか。
私がセイシェルに住んでいた時、現地でカッチッチと呼ばれている小型のタカが家の軒下に住むようになり、夕方外から帰宅した際にはいつも声掛けをしていました。そのタカは、通常家族の何羽かで森林の中に巣を作るそうなのですが、たった一羽で人間の家に住み着くとは珍しいケースだったようです。それも、私の家では大きなスライディング・ドアが三つ並んでいたものの、私が常に出入りするドアの真上に住んでいたとは、私が外敵でないと踏んでいたのでしょう。私は人間以上に他の生き物が好きですから、そんなことを感じ取っていたのかもしれません。ただ、セイシェルでは、そのタカは縁起の良くない存在だとされていて、私が日本へ一時帰国する際、近所のワーカーに留守番を頼み、家族では住まずにそのワーカー独りで住むように指示していたものの、子供が何人もいる家族と住んでいたようで、その家に私が戻っても、タカは来なくなりました。以前、そのワーカーには色んな仕事を依頼していましたが、そのような事があってからは彼と一切の縁を切りました。それから半年後だったのか記憶が曖昧ですが、スイミング・プールに一羽のタカの死骸が浮いていて、それが以前私の家に住んでいたタカなのかは分かりませんでしたが、そんな悲しい別れを今も時々思い出します。とにかく、私は生き物好きなのです。