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2016年1月30日土曜日

Arab as it is (素顔のアラブ) 25

今回は2006年のシリアですが、今更ながら思うのは、現在の内戦状態が信じられない程、人が親切で素敵な国でした。他国の思惑や人民の宗教観に違いがあるため、混乱がどのように終息するかが分かりませんが、とにかくシリア国民が安らかに暮らせるようになることを祈ります。


                            Damascus, SYRIA
ここはダマスカスの中心部にあるマルジェ広場。フランスが統治していた時代、ここで多くのアラブ人が処刑された。また、シリアの独立後も、時々公開処刑場となり、イスラエルのスパイも処刑されたという。この写真は、車の走行が途切れた際にシャッターを切ったが、常に車の量が多い。


                         Damascus, SYRIA
ここからダマスカスで一番賑やかな市場、スーク・ハミーディエのアーケードが始まる。確かこの時はラマダーン明けだったので、特に人出があったような気がする。


                         Damascus, SYRIA 
スーク・ハミーディエを入口から600m程進むと、国内最大級のウマイヤド・モスクに突き当たり、その前の広場には鳩が集まる。そして、子供達は鳩と戯れる。


                         Damascus, SYRIA 
ここも、ウマイヤド・モスク前広場の一角。

                                                                                           
                         Damascus, SYRIA
スークにある商店と共に露天商も店を出し、ここではザクロジュースを売っている。アシャラ、アシャラと叫びながらジュースを売っているのだが、こちらが英語で値段を聞けば、25ポンドだという。アシャラとはアラビア語で10を意味する。そう、外国人だと思えば、ぼったくられる。少しでもアラビア語を知っていれば便利。


                          Seydnaya, SYRIA
2002年にもセイドナヤを訪ねたが、ここにあるギリシャ正教会の修道院には、中東から多くのキリスト教徒が訪れる。ISでなくとも、他の原理主義セクトがこの教会の破壊を行っていないか気に掛かる。

2016年1月28日木曜日

オブジェ

今日は、小さなオブジェを2点紹介致します。


まずは、長さ8cm、高さ6.5cmの古鉄獅子像です。小さくても造形に力強さがあり、錆味が良くまたその錆が安定しています。ご覧の通り、かなり古いものですが、時代の特定ができないので江戸以前の作としましょう。単に置物として飾るのも良いですが、重さが十分あるのでペーパーウェイトとしても利用できます。


こちらは、長さ7cm、高さ7.5cmと、小さな中国の漢代動物俑です。犬を表現したのでしょうが、漢代の俑には様々な造形が見受けられます。副葬品の最も流行った時代ですから、それぞれの家族の思いが形を選択したのでしょう。

2016年1月21日木曜日

李朝鉄釉小壺

企画展用の写真撮影に使おうと、花屋さんで木瓜を取り置きしていたのですが、結局は違う枝ものを使用したので、大量の木瓜が余ってしまいました。そんな訳で今日も木瓜を生けた一品です。
正月早々、焼肉の食べ過ぎで当分焼肉はいらないと、過剰になることを反省したのですが、私がいくら木瓜が好きでも、年末からずっとそれを買っていると、当分は買いたくないなとまた反省です。私がボケですね。



胴径11cm、高さ7cmの、小さな李朝鉄釉壺です。私にとっては初見の形ですが、この算盤玉型からモダーンな印象を受けます。結構時代がありそうで、李朝中期から後期にかけての作でしょう。
花を生けたので壺と表示しましたが、本来は鉢なのでしょう。

2016年1月16日土曜日

花の墓場

今日も木瓜を買って壺に生けたのですが、切って捨てる枝に多くの花が咲いていて、美しい花達をすぐにゴミ箱へ入れるのは忍びないと、器に水を張って浮かべました。萎れて朽ちるまで観て楽しみましょう。



2016年1月13日水曜日

新羅大型瓶


年が明けて花屋さんを覗くと、私の好きな木瓜が入っていたので買い、何に生けようかと考えた末、高さ32cmとかなり背の高い新羅瓶にしました。肩が張っていないモダーンなフォルムなので、和花でも洋花でも似合うでしょう。口縁の一部が欠けたようですが、肉眼ではほとんど分からないように共直しされています。写真でご覧の通り、自然釉の流れが景色を作り、水漏れはございません。

後日談: 2月23日に韓国の現代美術家がご来店されたのですが、その方は若い頃から伽耶土器を中心に朝鮮の土器を多数収集されていることがあり、その分野の知識が豊富で、この写真の瓶をご覧になって即座に高麗だと言われました。私がこれを日本の業者から購入した際、これは高麗ではないのかと聞いたところ、新羅ですとの回答があったため新羅大型瓶と表示しましたが、実際は高麗大型瓶でした。訂正致します。

2016年1月5日火曜日

李朝人物像

年末年始のお休み、みなさまはどうお過ごしになられましたか。当方は、9日間の休みがあったものの、あっという間に時が過ぎてしまった感があります。その中でも、2日の初詣の後、焼肉を腹一杯食べたので、その後はあまり肉を食べたいと思わなくなりました。何でも、ほどほどが良いのですね。

さて、当店は今日から新年の営業を開始しますので、本年もどうぞよろしくお願い致します。
今日の品紹介は、黄銅製の珍しい李朝人物像です。詳しいことが分かりませんが、儒教に関連する像なのでしょう。台の底部に鍍金が残っていますから、当初は全体に金が掛けられていたようです。この古色感からして、李朝の中でもかなり時代が上がるものだと思われます。高さは21cmです。



2016年1月1日金曜日

2016年 元旦

新年、明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます