現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2018年4月25日水曜日

小引出し

味の良い小引出しを入手しました。酒盃のコレクションを収納するには、もってこいだと思います。幕末〜明治頃のものでしょう。サイズは、幅21cm、奥行33.5cm、高さ20cmです。


前面の落し蓋を取った写真ですが、引出しのつまみは革が使われています。


引出しに盃を収納し、上部は飾り台として利用できます。


ゴールデンウイークも、平常通り、日曜日・月曜日以外は営業しますので、お時間のある方は、どうぞご来店下さい。

2018年4月22日日曜日

写真家 ソール・ライター展   at 伊丹市立美術館



今日は、伊丹市立美術館まで、ソール・ライター展を観に行きました。私は、フォト・ジャーナリストばかりに目がいっていて、この写真家を知らなかったのですが、当店のお客さんから勧められて出向いたのです。展示室が4部屋に分かれていて、最初はモノクロと商業写真、その後、カラー、絵画、プライベート写真と続くのですが、最初のモノクロを観て、アンリ・カルチェ・ブレッソンやエリオット・アーウィットの写真を観慣れていることもあり、良いなとは思ったものの、それほどは感動しませんでした。それが、2部屋目のカラー写真を観て、その写真家独特の構図や色構成に、他の写真家とは別の素晴らしさを感じました。そして、3番目の部屋へ行って、彼のカラー写真の良さがどこから来たのかを納得。彼は、写真を始める前に絵を描いていて(特に水彩画)、絵画での色構成が、カラーでの写真撮影に反映していたようです。水彩画の色使いが素敵で、3色のボーダーで構成しているものは、油彩やアクリル絵画と違ってマチエールを出しにくいものの、マーク・ロスコにも引けを取らないなと思ったのは、私だけでしょうか。5月20日まで開催しているので、興味のある方は是非どうぞ。

2018年4月18日水曜日

囷 (キン)



日本で発掘された漢代の緑釉囷です。囷とは、中国語で穀倉を意味し、この形が示す通り、家畜の飼料を保管するサイロを象って作られたようです。この内部に古い紙片が入っており、そこには、「明治24・25年頃 市外金立にて発掘せしもの」と書かれています。調べたところ、佐賀県佐賀市金立町では、弥生時代前期の呉人の墓が100基以上発見されていて、その町の住民は、かなり昔から、遺跡の存在を知っていたとのことです。ボロギレに包まれ、明治頃の箱に入っていました。箱には、昭和45年の新聞紙も残されていますので、紙片のメモは、その頃に書かれたのかもしれません。いやはや、考古学ってロマンがありますね。脚は熊をモチーフにして作られ、釉薬のカセ、ひっつき以外、欠けもニュウもありません。高さは、30.5cmです。

2018年4月11日水曜日

如来立像



久々に、微笑ましい民衆仏に出会いました。蓮台に乗った如来像で、なで肩、両手も光背もなくしていますが、そんなことは気にならない程の魅力があります。木の水分が飛んでしまって、とても軽いので、時代はかなりありそうです。高さ20.7cm

2018年4月4日水曜日

ガラスの一輪挿し

花器展が終了したので、店内の商品入れ換えをし、夏に向かって多くのガラス製品を並べました。以前にも述べましたが、当店で扱っておりますガラス類は、江戸切子盃をはじめ、明治から昭和初期までの、酒器、皿、碗、瓶等が主です。春から夏にかけて、それらの品を店内に並べておりますので、ご興味のある方は、是非ご覧下さい。

今日は、それらの中で、一輪挿しとしてぴったりの品を2点紹介致します。


初見のものですが、細長く四角いガラス瓶で、口も広く、野の花等を生けると素敵です。ゆらゆらとしたガラスで、昭和初期頃のものでしょう。高さ14cm


こちらは小さな瓶ですが、形からして、恐らく徳利として作られたのでしょう。あまりにも小さいので、お酒は僅かしか入らないだろうと思っていたのですが、量ってみると、丁度180mlでした。少し歪んだ姿が可愛く、明治〜大正頃の作だと思います。高さ9.8cm

2018年4月1日日曜日

企画展 『花の器 6th・土器に花』

今回の企画展は、本日終了致しました。会期中にご来店いただいたみなさま、そして品をご購入して下さったみなさま、どうも有難うございました。
当店は、毎春に花器展を開催していますように、花器として使えるものは常に仕入れておりますので、ご入用の方は、お気軽にご来店いただきますよう、よろしくお願い致します。