写真家 ソール・ライター展 at 伊丹市立美術館
今日は、伊丹市立美術館まで、ソール・ライター展を観に行きました。私は、フォト・ジャーナリストばかりに目がいっていて、この写真家を知らなかったのですが、当店のお客さんから勧められて出向いたのです。展示室が4部屋に分かれていて、最初はモノクロと商業写真、その後、カラー、絵画、プライベート写真と続くのですが、最初のモノクロを観て、アンリ・カルチェ・ブレッソンやエリオット・アーウィットの写真を観慣れていることもあり、良いなとは思ったものの、それほどは感動しませんでした。それが、2部屋目のカラー写真を観て、その写真家独特の構図や色構成に、他の写真家とは別の素晴らしさを感じました。そして、3番目の部屋へ行って、彼のカラー写真の良さがどこから来たのかを納得。彼は、写真を始める前に絵を描いていて(特に水彩画)、絵画での色構成が、カラーでの写真撮影に反映していたようです。水彩画の色使いが素敵で、3色のボーダーで構成しているものは、油彩やアクリル絵画と違ってマチエールを出しにくいものの、マーク・ロスコにも引けを取らないなと思ったのは、私だけでしょうか。5月20日まで開催しているので、興味のある方は是非どうぞ。
今日は、伊丹市立美術館まで、ソール・ライター展を観に行きました。私は、フォト・ジャーナリストばかりに目がいっていて、この写真家を知らなかったのですが、当店のお客さんから勧められて出向いたのです。展示室が4部屋に分かれていて、最初はモノクロと商業写真、その後、カラー、絵画、プライベート写真と続くのですが、最初のモノクロを観て、アンリ・カルチェ・ブレッソンやエリオット・アーウィットの写真を観慣れていることもあり、良いなとは思ったものの、それほどは感動しませんでした。それが、2部屋目のカラー写真を観て、その写真家独特の構図や色構成に、他の写真家とは別の素晴らしさを感じました。そして、3番目の部屋へ行って、彼のカラー写真の良さがどこから来たのかを納得。彼は、写真を始める前に絵を描いていて(特に水彩画)、絵画での色構成が、カラーでの写真撮影に反映していたようです。水彩画の色使いが素敵で、3色のボーダーで構成しているものは、油彩やアクリル絵画と違ってマチエールを出しにくいものの、マーク・ロスコにも引けを取らないなと思ったのは、私だけでしょうか。5月20日まで開催しているので、興味のある方は是非どうぞ。