現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2019年7月31日水曜日

夏季休暇

当店は、8月11日(日)より8月19日(月)まで、盆休みとさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。



ペタンク・ボール

今日の商品紹介は、ペタンク・ボールです。日本では馴染みのないゲームだと思っていたのですが、どうもマニアがいらっしゃるようで、大学でのクラブも存在するそうです。



西洋ものをほとんど扱わない当店ですが、この存在感に魅かれて買ってしまいました。木の球を芯にして、その表面全体に鉄釘を打ちボールにしたものですが、作られた当時は、仏像の毬栗頭のようなボコボコした状態だったようです。その釘の頭がこのように平坦になるとは、どれだけの頻度で使用されたのでしょうか。この状態から見て、18~19c頃に作られたものだと思われます。まるで、乾燥した蛇革のような表情です。直径8cm

2019年7月24日水曜日

伊万里白磁胴紐蓋付碗


江戸中期、1700年代後半に作られた伊万里白磁胴紐蓋付碗のペアーです。向付として作られたもので、無疵完好。多くある磁器の中でも、私は特に白磁を好みますが、プレーンな器は、盛り付けた料理が映えます。口径11.7cm、高さ5.2cm


こちらは、蓋を取った姿です。この形は、寺院の食器として作られた根来椀が始まりで、後に、このような磁器で作られるようになりました。

下の写真が、この姿の原型であった、根来椀のものです。下地がしっかりしているため、古くても状態が良く、見込には、細かい断文が見られます。僧侶の飯椀として使われたのでしょう。高台内には、『一』という印が書かれています。桃山〜江戸初期
胴径12.3cm、高さ5.2cm



2019年7月17日水曜日

箸尾出土泥塔



以前にも、田原本町箸尾出土の、種子大日如来陽刻宝塔をブログで紹介しましたが、今回のものも箸尾出土でありながら、形が少々違います。前回のものは、屋根と底部が丸かったのですが、今回紹介するものは、その部分が正方形になっています。どうも、作るための型が二手あったようで、ただ、発掘されたものでは、このタイプはかなり少ないようです。キャストがしっかりしており、状態は申し分ないでしょう。藤原時代〜鎌倉時代初期、高さ7.5cm

2019年7月10日水曜日

明治もの

当店が扱っております品は、かなり古いものが多いのですが、今日は、明治時代に作られたものを数点紹介致します。
全て無疵です。
ガラス製品は、他にも、明治から昭和初期までのものを、店内に多く並べております。


剣先グラスや梅グラスを時々紹介しておりますが、私の一番の好みは、このようないたってシンプルで、飾気のないグラスなのです。厚手のグラスで、オンザロックっていうのは如何ですか。在庫は2客ございます。口径7cm、高さ8.5cm


こちらも、やはり飾気のない小皿と豆皿の、それぞれ5枚組です。特に豆皿は、元々生産数が少なかったのか、市場で見掛けません。そうめんの薬味入れにピッタリではないでしょうか。直径は、小皿11.5cm、豆皿7.8cm


まるで現代もののようなデザインですが、100年以上も前に、瀬戸で作られた色絵磁器豆皿です。このような色使いって、何か気分も明るくなりますね。雑器なので、ほとんどが割れて残っていないのか、市場では滅多に見ない皿なので、2枚組としました。直径は、左7.6cm、右7.3cm

2019年7月3日水曜日

ビルマ乾漆箱



組んだ竹に布を貼り、黒漆をたっぷりと掛けられた、ビルマの箱です。素敵な黒を表現する場合、「漆黒の・・・」と述べたりしますが、正に、フォルム・塗り共に美しい漆黒の箱で、写真ではその良さを100%表現できないのが残念です。内側には朱漆が塗られ、蓋の縁にその朱がラインとなって見えます。勿論、もの入れに使えますが、そのまま置くだけで存在感たっぷり、時代も結構ありそうです。幅25cm、奥行16cm、高さ15cm

2019年7月2日火曜日

映画 『新聞記者』

昨日は、昼から仕入れ、夜には、友人の三回忌の集まりがあったのですが、その合間に、話題の映画『新聞記者』を観てきました。6月28日に、全国の映画館で一斉に上映開始されましたが、私が観た映画館では、月曜日の昼間なのに、7割程の席が埋まっていました。前評判で、とても出来の良い映画であると聞いていた通り、実際に観ると、なかなかの迫力があり、怒りに胃が痛むほどでした。是非、ご覧になって下さい


『同調圧力』  望月衣塑子、前川喜平、マーティン・ファクラー 著  角川新書 刊

これは、先月に刊行されたばかりの本ですが、私も早速購読しました。タイトル通り、現在の政官界の不正を実行するための同調圧力、また、それを支えるメディアに関して、詳細及び問題点が述べられています。
現政権に多くの問題があるにも拘わらず、まだ多くの国民が支持しているようです。私は、無党派層と呼ばれる中の一人ですが、正義感を持って生かされているつもりなので、その点が全く理解できずにいます。ごまかしをしても、儲けさせてくれれば良いと考える人が多いのでしょうか。いやいや、多くの国民は、儲かるどころか、それほど楽な生活を送っていないですよね。