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2018年3月29日木曜日

企画展 『花の器 6th・土器に花』

今回の企画展も、今日を含め残り4日間となりました。花器にご興味のある方は、どうぞご来店下さい。お待ちしております。

今日は、須恵器を2点紹介致します。


薬壺に台が付いたような、珍しい形の須恵器です。肩に自然釉が残っていますが、台の一部にホツレがあり、上手く直してあります。水漏れはございません。胴径16.5cm、高さ12.7cm


幅26cm、奥行17.5cm、高さ30cmという、大型堤瓶です。無疵の上、水漏れなしです。

2018年3月25日日曜日

企画展 『花の器 6th・土器に花』

今回は土器中心の企画展ですが、それら以外にも多くの器を用意しており、安価なものから高額なものまでバリュエーション豊かです。そのような中で、今日は、竹を編んで作られた花器を2点紹介致しますが、どちらも小振りで、野の花が似合います。


幅広く切られた竹を編んで作られた花器で、竹製の落しがはめ込まれています。かなりの古色が付いていますが、大正から昭和初期頃の作でしょう。胴径12.5cm、高さ8cm


こちらは、最大幅9cm、高さ9.5cmの掛花入れです。竹を編んだ掛花入れとして、これだけ小振りなものは少ないでしょう。やはり竹製の落しが用意されていて、作られたのは昭和初期頃だと思います。

2018年3月21日水曜日

企画展 『花の器 6th・土器に花』

昨日から今回の企画展が始まっていますが、今日は、朝鮮のものを2点紹介致します。


胴径20cm、高さ21cmの百済円底壺です。流れた釉薬とカセた部分が良い景色を作っています。火ぶくれがありますが、疵は、口縁に僅かなソゲがあるのみです。


こちらは、新羅小瓶です。火ぶくれがあり、少し歪んだ造形ですが、特筆する疵はなく水漏れもありません。胴径11cm、高さ11.5cm

2018年3月19日月曜日

企画展 『花の器 6th・土器に花』

いよいよ明日から、今回の企画展の開始です。手頃な価格のものから優品まで数多く出展しますので、みなさまのご来店をお待ちしております。よろしくお願い致します。

今日は、とても小さな器を2点紹介致します。


初見のもので、どこで作られたか特定できない土器です。黒っぽく焼けていて、コロンとした形が可愛く、惹かれます。厚みがあり、やや重く、胴径6.8cm、高さ6.7cmです。


こちらも初見の極小壺ですが、中国か南方で作られた、先史時代の土器ではないでしょうか。胴径6.2cm、高さ6.3cm

2018年3月15日木曜日

企画展 『花の器 6th・土器に花』

今日は、土器ではなく、鉄製の器を3点紹介致します。いずれも錆の安定した鉄味がなかなか良く、厚みがあるので、どっしりとした佇まいです。全て初見のもので、市場ではほとんど見掛けないでしょう。


画像では分かり辛いのですが、八面の面取りになったモダーン・デザインの容器です。水盤のように、縁ぎりぎりまで水を張れば、とても素敵です。縁で1.5cmの厚みがあり、底の厚みは恐らく2cm以上あるでしょう。縦11cm、横16cm、高さ6.6cmです。


直径9cm、高さ9.7cmと小振りの円筒形容器ですが、これも鉄の厚みがあるので重いです。機械を使わずに作られたようで、表面が滑らかでなく、とにかく味があります。これはどうも、ルツボとして作られたようです。


こちらも円筒形容器ですが、直径18.5cm、高さ22cmと大きいので、かなり重く、上の円筒形と比べると、10倍以上の体積があるでしょう。大振りの枝ものが似合います。

2018年3月10日土曜日

企画展 『花の器 6th・土器に花』

今日は、日本の土器を3点紹介致します。


胴径25cm、高さ33cmと大きな弥生土器で、口縁に欠けがありますが、ニュウもなく、まずまずのコンディションです。


これも弥生土器ですが、胴径10cm、高さ11cmと小振りです。口の辺りは表面がなめらかですが、長年風雨にさらされたのか、肌が荒れていて、細かい石が多く覗いています。口縁に僅かなホツがあるものの、それ以外のダメージはなく、侘び寂び感たっぷりです。


こちらは、胴径16cm、高さ16cmと、程良い大きさの土師器です。欠けはないのですが、ニュウが3本あります。そのニュウは安定していましたが、念のため内部の見えない部分を漆で止めておきました。土師器の壺は、このように黒くなったものが多いのですが、これは煮沸した際に付いた煤が残っているのです。

2018年3月5日月曜日

企画展 『花の器 6th・土器に花』

今日は、中国ものを2点紹介致します。


戦国時代の印文陶です。胴径21cm、高さ14cmと程良い大きさで、肩の張った形に口も大きく、花が似合います。疵は、口縁に僅かなソゲだけで、直しもありません。火ぶくれが少しありますが、しっかり焼締っており、水も直接入れることができます。


陰刻のある漢代の円柱型瓶ですが、こんなモダーンな形もあったのですね。副葬品として作られたのでしょう、焼きが甘くて、水を入れると全体に滲みてきたので、内側に漆を入れて、水漏れしないようにしました。胴径11.3cm、高さ19cm