現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2024年3月31日日曜日

企画展 『花と酒 2nd』

今日は、花器に使えるガラス器を3点紹介します。
ガラス器は先史のものから近代のものまで、かなりの数の在庫がございます。


インドネシアのスラウェシ島で発掘された、中国・元代の瑠璃色瓶です。薄造りでユニークなフォルムをしており、底にガラスを吹いた際に残った突起があるので、やや傾いています。割れる恐れがあるので、その部分を削り取ってはおりません。
高さ9.7cm


こちらは、AC1~3c頃の小さなローマンガラス瓶です。口の付け根から水漏れがあったので、修理しました。瓶の内部は空洞部分が少なく、水は少ししか入りません。高さ5.7cm


これは日本ものですが初見の瓶で、大正時代に造られたようです。ブリキの蓋も残っていました。口が広いので、花を生け易いです。高さ20.3cm

2024年3月28日木曜日

企画展 『花と酒 2nd』

今日は、中国の酒器を2点紹介致します。


明代の七官青磁徳利です。筒型のモダーンなフォルムで、珍しく縦に筋が入っています。徳利として使わなくとも、一輪挿しとしても格好良いでしょう。無疵ですが、窯の中で煙が少し入っています。高さ18.9cm


南宋代に造られた、宋赤絵盃です。かなり使用されたのか、色はやや退色していますが、全体の絵はしっかりと残り、味わい深い器です。口縁の虫喰いだけで、その他の疵は一切ございません。口径10.9cm、高さ4.2cm

2024年3月25日月曜日

企画展 『花と酒 2nd』

2024年3月26日(火) - 4月7日(日)  12:00 - 18:00   会期中の休店日: 4月1日(月)

いよいよ明日から今回の企画展開始です。
花器や酒器に興味をお持ちの方の、ご来店をお待ちしております。よろしくお願い致します。

なお、店内に並べていない優品等もございますので、特別な品をお探しの方は、どうぞ店頭でお尋ね下さい。

さて、今日は花を生けるための極小の器を紹介致します。全て状態良しです。


小さなものを10点並べました。そのいくつかに花を生けましたので、画像を下に載せます。


海に沈める網の鉄製オモリです。上下両側に穴が開いているので、プラスチックの小さな落としを入れています。高さ4.6cm


これは中国、明代頃のものだと思います。高さ5.1cm


江戸後期の琉球で造られた鉄釉フチュクル瓶です。高さ5.1cm


16c頃のスンコロク黒釉双耳壺です。高さ6cm


中国、清代の丸薬を入れた瓶です。赤子の絵が描かれているので、子供用の薬瓶だったのでしょう。高さ6.2cm


可愛いい壺石です。このようなサイズで味が良いものはなかなかございません。高さ6.7cm

2024年3月22日金曜日

企画展 『花と酒 2nd』

今日は、花を生けるための木製容器を4点紹介致します


李朝の小さめな枡です。かなり使用されたようで、古色がたっぷりと付いています。上辺14.3cm、高さ8.8cm


丸太をくり抜いて造られた容器で、恐らく東南アジアのものだと思います。胴のひび割れした二カ所に鉄の鎹が打ち込まれ、それが良い景色を作っています。花を生けるには落としが必要です。胴径14.5cm、高さ11.6cm


これも東南アジアで造られたものでしょう。ヤシの殻を使用し、その下に竹を編んだ台を取り付けています。酒等を飲むための器だったのでしょう。口径12.2cm、高さ8cm


竹を使った花器ですが、実はこれ、竹筒の節から上の部分を細く切り裂き、上部を紐で縛って作られています。日本のもので、なかなか風流な佇まいです。高さ23.5cm

2024年3月19日火曜日

企画展 『花と酒 2nd』

今日は、花器に適した琉球ものを5点紹介致します。全てが無疵です。


江戸後期の壺屋アラヤチ広口壺です。均整の取れたフォルムで窯変が美しく、花を生けるには手頃なサイズです。
胴径12.2cm、高さ14.9cm


やはり江戸後期の壺屋ジョウヤチ瓶です。3色に掛分けられた釉薬のバランスが絶妙です。高さ13.7cm


江戸後期、赤土をそのまま焼いた、壺屋双耳瓶です。両側に付いたボタンのような耳が上下違った位置にあり、表情を可愛く見せています。高さ13.2cm


江戸後期、壺屋鉄釉瓶で、首の付け根に3本の輪線があり、引き締まった表情に仕上げています。鉄釉に濃淡があるので表情が豊かで、すらっとしたフォルムが美しいです。高さ14.2cm


江戸後期、黄釉フチュクル瓶です。小さなサイズが可愛いです。高さ9.5cm

2024年3月15日金曜日

企画展 『花と酒 2nd』

今日は、酒盃として使える伊万里の器をいくつか紹介致します。全てが無疵です。


白磁初期蕎麦猪口ですが、生掛けの釉薬が垂れた部分も見られ、マットな表情が目を奪います。口径6.3cm、高さ5.6cm

当店で扱う蕎麦猪口は、酒盃としての使用が目的ですので、小さなサイズだけを選んでおります。
なお、インターネットを見ていると、初期伊万里蕎麦猪口と書かれているのを時々目にしますが、初期伊万里とは1620~1630年代頃に造られたもので、最初の蕎麦猪口誕生は17c後半なので、初期伊万里とは呼ばないのです。


こちらも蕎麦猪口初期の染付です。草文が筆使い上手く描かれています。口径6.6fm、高さ5.8cm


これは江戸後期の色絵丸文です。酒盃として丁度良いサイズですが、煎茶碗として造られたのでしょう。口径7cm、高さ4.5cm


こちらは江戸後期のくらわんか染付盃です。口径がやや大きめですが、くらわんかのこういった盃はかなりの珍品で、絵付もうるさくなく、飲酒をお楽しみいただけるでしょう。口径8.2cm、高さ4.1cm


このような覗きもございます。
伊万里の蕎麦猪口も覗きも、ここで紹介します以外にも多く在庫しておりますので、どうぞ店内でご覧下さい。
 

2024年3月12日火曜日

企画展 『花と酒 2nd』

今日は、李朝ものを7点紹介致します。


李朝初期の粉青小壺です。まん丸としたこの形、粉青沙器としては初見のものです。無疵ですが、カセがあります。
胴径13.6cm、高さ11.4cm


飴釉壺ですが、底に近い部分だけが面取になっている珍しいものです。口縁に1ヵ所、気にならない程の小さなソゲがあります。
胴径14.3cm、高さ9.5cm


こちらも飴釉の極小壺で、無疵ですが、やや歪んだフォルムです。胴径9.1cm、高さ6.8cm


初見の乾漆角瓶ですが、かなり大きく、何を入れるために作ったのかと考え込んでしまいます。所々に剥げた部分がありますが、ダメージというよりも却ってそれが良い景色を作っています。前所有者も花器として使われたようで、銅造の落としが嵌められていました。高さ37.8cm


これは李朝のオンギ鉄釉瓶でしょう。オンギとは三国時代から現在でも造られている、台所で使用する器のことで、これに水や油を入れたのでしょうか。荒れた肌のパティーナが美しいです。胴径15.3cm、高さ16.1cm


李朝初期の青磁象嵌徳利で、鶴が白黒象嵌で描かれています。無疵です。胴径9.5cm、高さ14.1cm


珍しい鉄造の盃です。鉄を打ち出して造られていますが、分厚く格好良いものの、酔いがまわると鉄の重みに疲れるかもです。口径9.2cm、高さ2.8cm

2024年3月8日金曜日

企画展 『花と酒 2nd』

今日は、掛花入れを2点紹介致します。


シリア辺りで紀元前に造られた、コアガラス香油瓶です。頸に古い紐を結び、掛花入れとしました。下部の先端が僅かに欠けていますがヒビもなく水漏れはありません。長さ: 11.8cm


こよりを編んで漆を掛けた乾漆の掛花入れですが、実はこれ、江戸時代の脚絆を巻いて落としを入れ、花器にしています。時代があり、古色たっぷりの、まさかと思わせる見立掛花入れです。長さ: 21cm

2024年3月4日月曜日

企画展 『花と酒 2nd』

今日は、花器として使える日本の器を5点紹介致します。


江戸中期の越前お歯黒壺です。無釉の焼締が腰の座った野武士のようで、特に枝物が似合うでしょう。胴径12.3cm、高さ12.2cm


江戸後期に造られた、種子島の野間双耳壺です。仏花器なのでしょうが、とにかくフォルムが綺麗です。
胴径11.9cm、高さ18.5cm


江戸後期、白丹波流釉塩壺です。最近、白丹波に高値が付いていますが、塩壺はまだお安いです。胴径14cm、高さ16.8cm


李朝の算盤型壺に似ていますが、これも江戸時代の丹波焼です。胴径13.8cm、高さ8.8cm


これは平安時代、六器に香水を注いだ真言密教の水瓶です。発掘ものなので、肩の部分にヒビが生じていますが、パティーナが美しく、仕覆に包まれ古い箱に納められていました。箱蓋には、『土中発見香水壺』と書かれています。高さ20.4cm