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2024年3月12日火曜日

企画展 『花と酒 2nd』

今日は、李朝ものを7点紹介致します。


李朝初期の粉青小壺です。まん丸としたこの形、粉青沙器としては初見のものです。無疵ですが、カセがあります。
胴径13.6cm、高さ11.4cm


飴釉壺ですが、底に近い部分だけが面取になっている珍しいものです。口縁に1ヵ所、気にならない程の小さなソゲがあります。
胴径14.3cm、高さ9.5cm


こちらも飴釉の極小壺で、無疵ですが、やや歪んだフォルムです。胴径9.1cm、高さ6.8cm


初見の乾漆角瓶ですが、かなり大きく、何を入れるために作ったのかと考え込んでしまいます。所々に剥げた部分がありますが、ダメージというよりも却ってそれが良い景色を作っています。前所有者も花器として使われたようで、銅造の落としが嵌められていました。高さ37.8cm


これは李朝のオンギ鉄釉瓶でしょう。オンギとは三国時代から現在でも造られている、台所で使用する器のことで、これに水や油を入れたのでしょうか。荒れた肌のパティーナが美しいです。胴径15.3cm、高さ16.1cm


李朝初期の青磁象嵌徳利で、鶴が白黒象嵌で描かれています。無疵です。胴径9.5cm、高さ14.1cm


珍しい鉄造の盃です。鉄を打ち出して造られていますが、分厚く格好良いものの、酔いがまわると鉄の重みに疲れるかもです。口径9.2cm、高さ2.8cm