現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2024年3月15日金曜日

企画展 『花と酒 2nd』

今日は、酒盃として使える伊万里の器をいくつか紹介致します。全てが無疵です。


白磁初期蕎麦猪口ですが、生掛けの釉薬が垂れた部分も見られ、マットな表情が目を奪います。口径6.3cm、高さ5.6cm

当店で扱う蕎麦猪口は、酒盃としての使用が目的ですので、小さなサイズだけを選んでおります。
なお、インターネットを見ていると、初期伊万里蕎麦猪口と書かれているのを時々目にしますが、初期伊万里とは1620~1630年代頃に造られたもので、最初の蕎麦猪口誕生は17c後半なので、初期伊万里とは呼ばないのです。


こちらも蕎麦猪口初期の染付です。草文が筆使い上手く描かれています。口径6.6fm、高さ5.8cm


これは江戸後期の色絵丸文です。酒盃として丁度良いサイズですが、煎茶碗として造られたのでしょう。口径7cm、高さ4.5cm


こちらは江戸後期のくらわんか染付盃です。口径がやや大きめですが、くらわんかのこういった盃はかなりの珍品で、絵付もうるさくなく、飲酒をお楽しみいただけるでしょう。口径8.2cm、高さ4.1cm


このような覗きもございます。
伊万里の蕎麦猪口も覗きも、ここで紹介します以外にも多く在庫しておりますので、どうぞ店内でご覧下さい。