企画展 『花と酒 2nd』
今日は、花器として使える日本の器を5点紹介致します。
江戸中期の越前お歯黒壺です。無釉の焼締が腰の座った野武士のようで、特に枝物が似合うでしょう。胴径12.3cm、高さ12.2cm
江戸後期に造られた、種子島の野間双耳壺です。仏花器なのでしょうが、とにかくフォルムが綺麗です。 胴径11.9cm、高さ18.5cm
江戸後期、白丹波流釉塩壺です。最近、白丹波に高値が付いていますが、塩壺はまだお安いです。胴径14cm、高さ16.8cm
李朝の算盤型壺に似ていますが、これも江戸時代の丹波焼です。胴径13.8cm、高さ8.8cm
これは平安時代、六器に香水を注いだ真言密教の水瓶です。発掘ものなので、肩の部分にヒビが生じていますが、パティーナが美しく、仕覆に包まれ古い箱に納められていました。箱蓋には、『土中発見香水壺』と書かれています。高さ20.4cm