企画展 『花と酒 2nd』
今日は、花を生けるための木製容器を4点紹介致します。
李朝の小さめな枡です。かなり使用されたようで、古色がたっぷりと付いています。上辺14.3cm、高さ8.8cm
丸太をくり抜いて造られた容器で、恐らく東南アジアのものだと思います。胴のひび割れした二カ所に鉄の鎹が打ち込まれ、それが良い景色を作っています。花を生けるには落としが必要です。胴径14.5cm、高さ11.6cm
これも東南アジアで造られたものでしょう。ヤシの殻を使用し、その下に竹を編んだ台を取り付けています。酒等を飲むための器だったのでしょう。口径12.2cm、高さ8cm
竹を使った花器ですが、実はこれ、竹筒の節から上の部分を細く切り裂き、上部を紐で縛って作られています。日本のもので、なかなか風流な佇まいです。高さ23.5cm