現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2020年5月27日水曜日

作家もの掛花入



出来の良さと、ひっつきのある姿に惹かれ、この掛花入を入手しましたが、裏側の下部には作家のサインが印刻されています。そのサインが読めないのですが、あの陶芸家の作ではないかと想像はしています。間違っていると困るので、作家名は書きませんが、数カ所にあるひっつきは窯の中で偶然に付いたものではなく、意図的に付けたように思われます。ご覧のように、釉調及び造形のセンスが良く、無疵完好です。高さ29.4cm
ちなみに、私の育てているクレマチスの花が咲いたので、早速、これに生けました。1鉢に植えているのですが、昨年は100輪程の花が咲き、現在は2m程の高さに育っていて、既に35輪が花開きました。

2020年5月20日水曜日

水晶製アミュレット


コロナ・ウィルスによる感染も、第1波はかなり治ったようですが、これによりお亡くなりになられた方も多く、ご冥福をお祈り致します。寒くなれば第2波が訪れると予想されていますので、予断は許されない状況であり、十分に気を付ける必要がありますね。
それにしても、この災難による経済的打撃は、ほとんどの企業や業者で大きかったと報道されています。当店では、私が店に居たものの、営業中の札は表に出しておりませんでしたが、ようやく昨日から営業を再開しました。経済が元の状態に戻るにはかなりの時間が必要であろうと予測されていますが、踏ん張って持続する以外に方法はなさそうなので、みなさん、共に頑張りましょう。

さて今日は、紀元前のエジプトで作られた水晶製の護符を紹介致します。盛り上がった表面に人物像が彫られており、元は、これを指輪にして身に付けたそうです。石だけで入手したのですが、指輪とするには大き過ぎると思い、ペンダントトップとして使用できるよう、シルバーで枠を作りました。枠の高さ2.3cm、幅2cm




ただ、私は、フラットな裏側の方に興味があり、リバーシブルで使えるように、裏もフレームにしました。画像では分かり辛いのですが、光に翳すと、上から、白・黒・エメラルドグリーンというふうに、美しいのです。



2020年5月13日水曜日

秉燭 (ひょうそく) に花を



ロウソク型の秉燭の蓋を取り、花を生けました。昔はロウソクが高価だったのか、このような器に油を入れ、芯を出して、火を灯したのですね。この秉燭は生がけの白磁で、味が良く、波佐見辺りで作られたのでしょうか。江戸時代のものです。
高さ9cm (蓋を含まず)

生けている花は、当店前の植込みに咲いたものです。5年程前、その植込みの隅っこに突然出現したのですが、あまりの可愛らしさに、次の年も咲いて欲しいと願っていたところ、毎年どんどん増えて、春の時期には、植込み一面にぎっしりと咲くのです。靱公園で植栽の仕事をされている方のお話ですと、公園にはこの植物が存在しないようで、偶然現れたこれは神さまの贈り物なのでしょうか。自然の美しさは、もやもやとした現在の気分を癒してくれます。美しいと感じることは、人間の精神に良い影響を与えてくれるようです。



2020年5月6日水曜日

三重塔・見取図



今日は、三重塔の見取図を紹介致します。どこの三重塔かは不明ですが、和紙に墨で、宮大工用に描かれたものです。1830年頃のものであると書いたシールが貼られていたので、宮大工の方か、寺の建築の関係者が保存されていたのだと想像します。額は図面のサイズに合わせて別注されたのでしょうが、傷みがあるものの、見取図自体のダメージは、折傷だけで状態は良いです。アクリルによるリフレクションを防ぐために、斜めから撮影しました。額のサイズ:縦105cm、横47.3cm