現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2022年5月31日火曜日

「エジプト・カイロの大衆文化 ー1959年のタイムカプセルー」  at 天理大学天理参考館

昨日は、久々に天理参考館を訪ね、上記タイトルの企画展を観てきました。天理教は海外での布教を行うために、当該国の文化・風習を知るべく、多くの資料を収集し、それらの展示場として参考館を開設されました。今回の企画展では、かつて大阪外国語大学の教員であられた田中四郎氏のエジプト留学に際し、天理参考館創設者の中山正善氏が、その地の資料収集を依頼され、1959年に集められた900点の中から選ばれたもので構成されていました。私自身が、10年間アラブ諸国で撮影を続けた中で、撮影の合間に色んな古物を集めておりましたので、この企画展に興味を持ったわけです。田中氏はアラビア語の専門家でしたので、美術的な観点からではなく、あくまでも現地の生活文化に根ざしたものを収集されたようですが、人々の生活が垣間見られるような構成に、私のエジプトに関しての記憶が蘇りました。
随分前にもブログで書きましたが、天理参考館は、国立民族学博物館程大きくはないものの、考古学や民俗学に関しての興味深い収集品を展示されているので、それらに興味をお持ちの方は訪問されることを推奨します。



青銅剣

今日は、中国、春秋戦国〜前漢代の青銅剣を紹介致します。2000年以上も前のものですから、刃の腐食がありますが、全体のフォルムはしっかりと残り、魅力あるオブジェとして飾ることができるでしょう。全長38.7cm



2022年5月24日火曜日

鉛入り面取りグラス

今日は、二種類の面取りグラスを紹介致します。どちらも鉛入りで無疵、19cのヨーロッパものでしょう。


時々市場で目にする、大正〜昭和初期に日本で作られた面取りグラスがありますが、このグラスは似ていても全くの別物です。鉛入りの上、口が薄く、飲料を飲み易く作られています。3客の在庫がございます。口径5.7cm、高さ9.7cm


こちらは、上記のものに比べ、幅広く、厚めに作られています。ずっしりとした佇まいで、オンザロック、もしくはチェーサー用ですかね。残念ながら、これは1客しか入手できませんでした。口径6.9cm、高さ10cm

2022年5月18日水曜日

花いっぱい



先月の29日に、今年初めて咲いたクレマチスの写真を掲載しましたが、それから半月強で、もう50輪以上の花を付けました。昨年までは、年に100輪程の花を咲かせてくれたのが、今年はペースが早く、そのシーズンが終わるまで、どれだけの花を付けてくれるのか、嬉しいやら吃驚やらの状態です。ゆっくり順序良く咲いてくれればと勝手に思うのですが、同時に多く咲くので、どのように使うのか困ってしまいます。咲かなければガッカリですし、咲き過ぎると使い道に苦慮する、まあ可愛らしい花を見て癒されましょう。

 

2022年5月17日火曜日

木馬



この木馬は、国の特定ができませんが、ヨーロッパで作られたものだと思います。馬体の表面には革が張られていたのか、それが朽ちて、かいらぎ状になっており、何と言っても、躍動感のある美しいフォルムに惹かれます。古色の付き方から見て、19c頃の作でしょう。全長33cm、高さ29.5cm

 

2022年5月16日月曜日

映画 『教育と愛国』  監督: 斉加尚代  at 第七藝術劇場

今日は、上記タイトルの映画を観てきました。監督は、毎日放送で20年以上にわたって教育現場を取材してこられた女性記者です。日本の戦後教育は、軍国主義へと流れた戦前の反省から、政治と常に一線を画してきましたが、2006年に第一次安倍政権下で教育基本法が改正され、「愛国心」が戦後初めて盛り込まれました。それ以降、「教育改革」「教育再生」の名の下に、教科書検定制度が力を増し、歴史の記述をきっかけに倒産に追い込まれた大手教科書出版社もあったといいます。この映画には、かつて首相を勤めた、安倍晋三、菅義偉や、維新の松井一郎、吉村洋文等が登場し、ドヤ顔で自己の考えを主張しています。なお恐ろしいのは、東京大学の名誉教授の悍ましい主張で、これが我が国で最高学府とされる場の教育者かと思うと、それには驚愕すら感じます。現在のウクライナ問題から、戦前の軍国日本を想像するという意見も度々聞こえますが、それは戦前の話だけではなく、現在進行形で行われているのではという疑念すら感じてしまいます。興味のある方だけではなく、これは是非、多くの国民に観ていただきたい映画だと思います。ちなみに、今日は月曜日であるにも拘らず、観客が多く、昨日は満席で、観ることができない人で溢れたそうです。

映画館の壁面に設置されたボードには、学者・教育者・映画関係者等、多くの方による感想文が掲示されていましたが、前川喜平氏が端的に書かれていたので、それを下に紹介します。

道徳を決めるのは人間の良心であって国家ではない。歴史の真実を追求するのは学問であって政治ではない。愛国を標榜する政治家たちによる教育と学問への不当な支配。これを放置したら日本は1945年以前に戻ってしまうだろう。

2022年5月11日水曜日

5月14日(土)の営業

誠に勝手ながら、今週の土曜日の営業は、15:30までとさせていただきますので、よろしくお願い致します。



粉青沙器印花文小皿

今日の品紹介は、李朝初期の三島象嵌小皿です。直径11.2cm、高さ2.8cmと、小振りの皿ですが、味が良い上に無疵です。



2022年5月9日月曜日

映画 『杜人(もりびと)』 at 第七藝術劇場 

今日は、上記タイトルの映画を観てきました。造園家であり、環境再生医でもある、矢野智徳氏を追ったドキュメンタリーです。我々の住む大地では、いかに自然に逆らって建設・造成が行われてきたか、その自然に反する行為を指摘し、自然に沿った道理で問題を解決するという、なかなか見事な手捌きを見ることができました。上映はまだ続くのでしょうが、そのストーリーは、インターネットで垣間見ることができますので、どうぞご覧下さい。

それと、金を追い求める資本主義がいかに地球環境を破壊し、将来的に人類の存続が危ぶまれるかを指摘した、斉藤幸平著の『人新世の「資本論」』も是非読んでいただければと思います。昨年に出版された本ですが、ベストセラーですから、現在の貪欲な資本主義社会に対して、懐疑的な思いのある方がたくさんいらっしゃるということなのでしょう。

2022年5月6日金曜日

カットガラス小鉢



連休が終わり、当店は今日から営業再開です。今日は、大正時代の、シンプルなデザインのカットガラス小鉢を紹介致します。100年程前のガラス器でありながら、デッドストックで、当時のシールが各器に付いていました。使用感がない器なので、バラ売りではなく5客セットで販売致します。通常、セットものは、料理屋さん向けに仕入れをするのですが、今回のものはお手頃価格でもあり、ご家族で使用していただければと思っています。口径12.4cm、高さ4.4cm

 

2022年5月2日月曜日

ペトラの地層

今日、長く開けていなかった引き出しを開けると、懐かしいものが出てきました。2002年にヨルダンのペトラ遺跡を訪れた際、遺跡内で物売りをされていたご老人からいただいた岩の破片です。その年は、アメリカで起こった911テロの翌年なので、アラブ諸国では観光客が少なく、ペトラでも人は疎らでした。そのような状況でしたので、ご老人を気の毒に思い、飲料を買ったり、持参していたスナック菓子を差し上げたりしていると、翌日に、小さな岩の破片をプレゼントしてくれたのです。ペトラは、岩を削り出して造られた遺跡で、その小片には三種の地層が表れています。私は、10年間アラブ諸国を訪れて写真撮影をしておりましたが、多く訪れた遺跡の中でも、ペトラが一番美しかったです。また訪れたいと思うのですが、さて何時行くことができるのでしょうか。
この小片は、20年前にティッシュ・ペーパーで包んだままの状態で出てきました。売り物ではございませんので、悪しからず。




ご老人の写真が見つかったので、下に。



シークと呼ばれる、巨岩に挟まれた通路を歩いていると、正面に突如、アル・カズネという遺跡が現れる。その大きさと美しさに感激した。下が、その時の写真で、そこは、映画『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』の撮影場所としても使われた。