現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2013年7月31日水曜日

安永正臣


私が現在の店をオープンするまでの約2年間は、現代陶芸家の作品を80点ほど購入したのですが、開店後は現代ものを全く買っていませんでした。2年前に初めて見せていただいた安永正臣さんの個展で、気に入った磁器の片口を1点購入し、先日、若い陶芸家の展覧会を中心に展開されているアートサロン山木さんで、上の写真にある作品を買いました。通常、やきものは土を使用しますが、上記の作品には全く土を使わず、釉の原料となる長石や灰等だけで成形し、砂に埋めて焼成するそうです。まだ30才過ぎの若者で、陶芸家の家系を継いでいらっしゃるわけではないので、自分の思う通りに自由な発想でもの作りができるのでしょう。こういった珍しい作品以外に、磁器や焼〆も作られており、手頃価格に設定されています。安永さんと初対面の際、ご本人にも言ったのですが、濁りのない澄んだいい目をされていました。

2013年7月25日木曜日

縄文土器



先週は、公園で拾って来た小枝を李朝の筆筒に入れましたが、今回は、同じ小枝を縄文土器鉢に入れてみました。小さくシンプルなフォルムの土器ですが、黒く引き締まって存在感があります。私は、どうもこのような枯れたイメージを好むようです。

2013年7月18日木曜日

李朝、筆筒


先日、近くの公園を歩いていた際、良い感じの枯れた小枝が落ちていたので店に持ち帰りました。早速、それを飾ろうと適当な花器を探していて、結局は李朝時代のこよりで作られた筆筒に入れました。卍が描かれているので、寺院で使われていたものでしょうが、木を芯にしてこよりを巻き付け、筒の内側には、漢字で文章を書いた韓紙が貼られています。李朝時代には仏教が弾圧されたようですが、豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、僧侶が国を守る義勇団として活躍したため、その後は弾圧がかなり緩められたそうです。

2013年7月11日木曜日

斑唐津 (桃山〜江戸初期)


発掘ものの小皿ですが、部分的にかせている以外はニューもなく、ほぼ完品です。写真では実際の色が完全には再現できませんが、もう少し紫がかっていて、斑唐津の優等生とでもいえる発色です。深さがなく盃には使えませんが、これがもし立盃であれば、すごい値がつくのでしょうね。