現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2016年3月31日木曜日

企画展 『花の器 4th』

今日は、大型の見立て花器として使える、木のものを2点紹介致します。


ワイルドな雰囲気のある木製容器です。高さ26.5cmですが、機械を使わずこんな大きな木を刳り貫いたようで、その大変な労力に感心してしまいます。フィリピンの山岳民族のものですが、なかなか見ないものです。


井戸つるべ桶を時々見掛けるのですが、買ってもいいなと思う桶にはなかなか出会いません。今回紹介します桶は、直径27cm、高さ35cmと迫力ある大型サイズです。木板をバインドしている2本の鉄輪は、厚めのしっかりとしたもので錆味も良く、長年の使用による縁の欠けが全体の味わいにより効果をもたらせています。

2016年3月28日月曜日

Arab as it is (素顔のアラブ) 27

今日も前回と同様、ビジュアルとしてのアラブですが、今回はカラー写真です。

昨年より、ISまたはそれに影響を受けた人たちによるテロが大問題になっています。そんなテロは2001年の9.11以降、頻繁に見られるようになりましたが、宗教や文明の違いによる差別や抑圧が引き金になっているようです。自分たちが他よりも誇れる存在だというナショナリズムや、人種の優越観が大きな原因ではないのでしょうか。武力行使では問題は解決しないでしょう。金権主義や偽善のはびこるこの世、問題の根は深いなと痛切に感じますが、個々の人間が自身の問題でもあると常に意識することが必要だと思います。
今日も、パキスタンでキリスト教徒を標的とした大きなテロがあったようですが、偏った宗教観で無垢の民を殺害する行為は決して許せないものです。


                         Marrakech, MOROCCO


                          Kairouan, TUNISIA


                          Damascus, SYRIA


                         Deir ez-Zur, SYRIA


                          Seydnaya, SYRIA


                            Petra, JORDAN


                           Alexsandria, EGYPT


                           Jericho, PALESTINE


                           south LEBANON


                          Beirut, LEBANON

2016年3月25日金曜日

企画展 『花の器 4th』

いよいよ明日から企画展の始まりです。紀元前から近代までの、花器として使用できるものを100点以上展示致します。お求め易い価格のものから優品まで幅広く用意しておりますので、ご自身でお手に取りご覧下さい。では、みなさまのご来店をお待ちしております。

さて、今日は大小2点のガラス器を紹介致しますが、ガラスものはその他数多く在庫しております。


高さが25.5cmと大きな瓶ですが、初見の形です。ブラックライトを当てると黄緑色に光るので、大正から昭和初期頃に日本で作られたものだと思います。何に使われた瓶かは分かりませんが、洋花が似合いそうです。


高さ14cmと、こちらは小型ですが、一輪挿しとして作られたのでしょう。可愛い花が似合いますね。

2016年3月19日土曜日

企画展 『花の器 4th』

今日は、小振りの土器を2点紹介致しますが、どちらも状態良しです。私は土器フェチですから、その他、大型・小型の土器が数多くございます。


                           亀ヶ岡土器
高さ9cm、縄文晩期の亀ヶ岡磨研土器です。縄文土器は焼が甘いので割れたものが多いのですが、今回紹介しますものは、口縁に僅かなソゲと、後ろ側にカセた部分があるのみです。


                           アンダーソン土器
4000年程前(新石器時代末期〜青銅器時代初期)の中国斉家文化、アンダーソン無紋土器です。状態は、片方の耳の後ろ側に僅かなソゲがあるだけで、完品に近いものです。高さ12cm。
 

2016年3月13日日曜日

企画展 『花の器 4th』

今日は、モダーン・デザインの金工ものを2点紹介致します。


高さ28cm、古銅の花器ですが、かなり古いのにこのモダーンなデザイン、一目見て欲しくなりました。中央の帯部分には鍍金が残っています。古色がたっぷりと付き、時代は室町までいくのではないでしょうか。


こちらは高さ23.5cmの鉄製花器です。それほど古いものではないでしょうが、デザインも錆味もgoodです。

2016年3月7日月曜日

企画展 『花の器 4th』


平安〜鎌倉期の常滑三筋壺です。自然釉がたっぷり掛かった上に状態が良ければ、私などにはとても扱えないような壺ですが、肩にゴマが被っている程度なので、買うことができました。素朴な壺ながら状態は良く、一ヶ所口縁の下にソゲがあるのみです。高さは25cm、花を生けなくても、十分に存在感があります。

2016年3月1日火曜日

企画展 『花の器 4th』

今年の春も、例年通り『花の器』展を開催致します。毎度のことながら、花器として作られたもの以外に、見立ての花器も数々ございます。この企画展のために新しい品も多く入手することができ、手頃な価格のものから優品まで100点以上展示致しますので、ご自身でお手に取りご覧下さい。みなさまのご来店をお待ちしております。

2016年3月26日(土) - 4月10日(日)  12:00 - 18:00
会期中の休店日: 3月28日(月)・4月4日(月)



肩の周囲にたっぷりと掛かった自然釉の流れがあり、火脹れもあって、野武士を連想させるような、とても力強い印象を受ける須恵器です。発掘ものでしょうが、幸運なことに、ひっつきの剥がれた痕が1ヶ所あるだけで、他に疵がありません。胴径24cm、高さ22.5cm