現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

Customers are able to talk in English at the shop.

2021年2月26日金曜日

企画展 『花の器 9th』

当店、春恒例の花器展を下記の日程で開催致します。今回は、陶器・磁器・金属器・ガラス器・木造器等、150点以上の花器に加え、現代美術の作品も展示販売しますので、ご興味のある方は、どうぞご来店下さい。

2021年3月23日(火) - 4月4日(日)   12:00 - 18:00
会期中は無休で営業

なお、新型コロナ・ウィルスの蔓延が収まっていない状況ですので、ご来店の際は、マスクの着用をお願い致します。当店では、消毒用のアルコールを用意しております。また、店内での人数制限をさせていただきますことを、ご了承いただきますよう、よろしくお願い致します。

企画展終了まで、いくつかの展示品を、このブログに掲載しますので、どうぞご覧下さい。


李朝白磁丸壺
李朝前期の白磁丸壺です。発掘伝世のもので、いくつかの雨漏りが趣ある景色を作り出しています。胴径26cm、高さ20.5cm

2021年2月24日水曜日

李朝初期白磁小壺



李朝ファンにはお馴染みの、初期白磁小壺です。市場では、この手の小壺といえば、本当に小さなものがほとんどですが、こちらは、胴径15cm、高さ13.5cmと、程良い大きさです。発掘ものなので、土シミが見られますが、疵は、高台にソゲがあるのみ、他にホツもニュウもございません。水漏れもないので、そのまま花器として使用できますが、この美しいフォルムは、それだけで存在感たっぷりです。特に、肩から高台にかけてのラインが、少しくびれているところに、この壺の魅力があると思います。

2021年2月22日月曜日

西サハラ・オンラインセミナー (無料)
「西サハラは誰のもの? - トランプ外交の負の遺産を越えて」


地球上の多くで領土問題が多発している中、西サハラ友の会運営委員の方からオンライン・セミナーのお知らせが入りましたので、ご興味のある方は、どうぞご参加下さい。板垣雄三さんのお話は、メディアでの解説よりも説得力があり、勉強になると思います。自国第一主義を主張するのではなく、他国や様々な人種を理解し、問題を解決していかない限り、人類の未来に希望が持てないのではないでしょうか。


主催 : 西サハラ友の会
共催 : 特定非営利活動法人 アフリカ日本協議会(AJF)、科学研究費補助金基盤研究(A) : トランスナショナル時代の人間と「祖国」の関係性をめぐる人文学的、領域横断的研究(代表・岡真理)

日時 : 2021年3月6日(土) 午後3時半~5時半 (開場3時15分) 
講演 : 板垣雄三さん(東京大学名誉教授) 「西サハラの世界史的位置を考える - トランプの置土産を眺めつつ - 」
スピーチ : ファトマ・ブラーヒーム・モフタールさん(西サハラ学生連合、「壁に向かって叫ぶ」グループ)

申込み方法 : 以下のフォームからお申し込み下さい。締め切りは3月4日深夜12時です。3月5日に参加するのに必要なリンクを送ります。フォームからの申込みが難しい場合は、事務局宛に直接お申し込み下さい。

申込み用フォームへのリンク : https://forms.gle/291qSEhf87zC88tb9
友の会事務局 : info@fwsjp.org

詳しくはこちらをご覧下さい。
https://fwsjp.org/archives/5888

[開催趣旨]
西サハラは1975年以来モロッコの占領下にあります。国連安保理は1991年に停戦と住民選挙をセットとする解決案を決議し、現地に住民投票ミッション(MINURSO)を展開。しかし、米仏の後ろ盾をえたモロッコはこれを妨害し、住民投票は実施されないままです。昨年11月、モロッコの軍事緩衝地域侵入からポリサリオ戦線が停戦破棄を通告。停戦は崩壊の危機に陥りました。そして12月10日、トランプ前大統領は、モロッコがイスラエルとの関係正常化を受け入れるのと引き替えに、モロッコの西サハラへの主権を承認すると発表。国連、EU、欧州各国、カナダなどはそれに追随しないと言明しています。バイデン政権が巻き戻すのかどうか、注目されるところです。セミナーでは、中東・イスラーム研究がご専門の板垣雄三さんを迎え、近年の変動を踏まえ、世界史的な視点で西サハラを考えます。また、難民キャンプに暮らす大学院生のファトマ・モフタールさんに現地の状況を伝えてもらいます。

[スピーカー・プロフィール]
板垣雄三さん : 東京大学名誉教授。『イスラーム誤認 衝突から対話へ』(岩波書店、2003年)、『「対テロ戦争」とイスラム世界』(岩波新書、2002年)、『歴史の現在と地域学:現代中東への視覚』(岩波書店、1992年)等、著書多数。

ファトマ・ブラーヒーム・モフタールさん(Fatma Brahim Mokhtar):オラン第一大学人文・イスラーム学部メディア・コミュニケーション学科視聴学専攻修士課程。西サハラ学生連合(UESARIO)所属。「壁に向かって叫ぶ」グループのメンバー。

2021年2月17日水曜日

コプト裂



これだけ長いコプト織は、これまでに見たことがありませんでしたが、人・動物・植物・魚等をデフォルメして、細かく織られています。これ程大きければ、かなりの存在感があり迫力を感じます。アクリルのリフレクションを防ぐため、斜め横から撮影しました。裂本体144x19cm、フレーム152x33.4cm

下に、裂の一部をアップします。


2021年2月10日水曜日

織部酒盃



桃山〜江戸初期の織部盃ですが、美濃の大川東窯で焼かれたものでしょう。発掘伝世で、ダメージは、窯割れとそこから分かれたニュウのみで、窯割れ部分は、盃の色とマッチした金直しが成され、細いニュウには自然釉が掛かっているおかげで、漏れがありません。何と言っても、口縁から、薄っすらと滝のように流れた緑釉の景色が魅力的です。私も、入手後、早速これで一杯やりました。
口径8.3cm、高さ4.1cm
 

2021年2月3日水曜日

仏教関連の小品

今日は、仏教に関するごく小さなものを2点紹介致します。


まずはチベットもので、ヤクの骨で作られた合子です。蓋に彫刻が成され、つまみは宝珠になっています。素材もデザインも、なかなか見ないものです。蓋径4.2cm、高さ3.6cm


こちらはブッダコインで、インドのアショーカ王 (BC2c頃) 時代に作られたものです。直径1.5cm