毎日新聞 夕刊 特集ワイド この国はどこへ・これだけは言いたい
識者が上記のテーマで語る、毎日新聞の特集があるのですが、今日は、歴史学者の近藤和彦氏による意見が掲載されていました。紙面1ページに渡って書かれていたので、全文章を紹介できませんが、最後に述べられた文章に私は同意しました。
「政治家を選ぶのは有権者です。有権者自身が知的好奇心を持って新しい問題に取り組まない限り、物事は変わらないのではないでしょうか」
「世の中のファッションがこうなっているからとか、みんながそれに『いいね』マークをつけているからとか、そういうことだけで生きていたら、水面に浮いたボウフラみないなもので、あまりにもむなしいですよ」
西暦2000年を迎えた時、私はセイシェル共和国に住んでいました。そこで一番仲の良かったイギリス人の友人は、インターネットで色んなことを調べるのが好きで、私に、西暦3000年の日本の人口はどれくらいか想像できるかと質問されたのですが、私が全く分からないと答えると、たったの500人だと。未来学というのを専門にしているイギリスのシンクタンクが出した予想だそうですが、環境問題や少子化等、様々な要素を踏まえて計算した結果だということでした。それから22年後の今、前世紀よりも悪条件の中で生かされている我々、500人という予想は過大評価ではなかったかという気がします。借金大国である我が国で、勇足だけの防衛費の増額、馬鹿馬鹿しいにも程があります。いざとなれば、勝てない戦争に向けて、成人には徴兵も行われるでしょうね。