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2013年3月1日金曜日

次期主力戦闘機 F35

今日の毎日新聞夕刊に、日本の企業も部品生産に参加しているF35に関し、それがイスラエルに輸出されることになれば、武器輸出三原則の理念と矛盾するのではないかと問い質された菅義偉官房長官は、「米国の一元的な管理の下、国連憲章の目的と原則に従う国にのみ移転を制限し、厳格な管理が確保される。」と否定した記事が載っていた。多くの日本人は経済に興味があっても、世界政治には無頓着である。地球上には多くの国があり、それらが上手く影響し合ってこそ、初めて安定した国内経済も成り立つのではないだろうか。以前のブログで本の紹介をしたことがあるが、正義感があり、真理を求めようと欲される方がいらしたら、是非読んでいただきたい。
『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策』上下2巻 講談社
それを読めば、アメリカの中東政策がどのようなものか、また北朝鮮の核に対する懸念は同盟関係にある日本や韓国を守るためではなく、それが反イスラエルの国や組織に渡ることへのものであることが手に取るように分かる。そして、なぜイラク戦争を起こしたか、なぜイランを狙うかも理解できるでしょう。
最近、イスラム圏で日本人が犠牲になる事件が時々起こるが、それらも日本がアメリカと同盟関係にあることと無関係ではないはずだ。1972年に日本赤軍の3名がイスラエルのロッド空港でテロを行った。それは当然非難すべき行為であったのだが、その事実がアラブ人の日本人に対する好意を生んだ。その好意的姿勢に変化を及ぼしたのが、小泉政権のアフガニスタン・イラクへの自衛隊派遣である。イラク戦争が開始されると、日本人のジャーナリストや、私自身も付き合いがあった外交官等が殺害された。つい最近、アルジェリアで多くの日本人技術者が殺害されたことも、なぜ日本人なのかと疑問を抱く。当然のことながらテロは悪であるが、なぜテロを行うかという原因が必ず存在する。その原因を取り除かない限り、テロはなくならない。一神教であるユダヤ教、キリスト教、イスラム教には原理主義が存在し、その中の過激な、また身勝手な思想や行いがトラブルの基となっている。

昨夜、ケーブルテレビで、若松孝二監督の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』を観た。その事件当時、私は大学一年生であり、国民の多くがテレビにかじり付いて事件の成り行きを見守っていたことを思い出す。学生時代、私は体育会に所属していたのだが、運動部員の多くは、自分たちはスポーツ馬鹿で、デモを行っている活動家は頭がいいからなんて話していた。ところが、それから時間が経過するにつれ、不正義に立ち向かっていた活動家や学生たちに後ろめたさを感じるようになった。これは、勿論暴力を肯定するものではない。ただ、無頓着や能天気というのは、責任逃れや逃避と同じ意味を持つものであると理解するようになった。知識はなければ恥ずかしい時もあるが、あっても邪魔にはならない。成長しようという気持ちがあるなら、携帯電話をチャカチャカいじくっている場合ではないのではないか。

今朝のテレビでは、7年前に高知県で白バイがスクールバスに追突し、白バイの警察官が死亡した事件に関して、不正が行われていたことを報じていた。スクールバスに乗っていた生徒や目撃者がバスは停止していたと証言したにも拘らず、警察は、バスが動いたために白バイが追突し警察官が死亡したと決めつけ、バスの運転手は刑務所に何年間か入っていたそうだ。しかし、警察が裁判所に提出した証拠写真を専門家が分析したところ、写真が改ざんされ、タイヤ痕を付け足していたことが判明。さて改ざんしたのは誰?捏造が証明されても、現在の法律では、再審請求が受理される可能性がまずないらしい。捏造されれば、やられ損なのか?
最後にもう一件の新聞記事。京都府警の警部補(49)が交際相手の女子大学生を恐喝ですって。49才が女子大学生と?被害者も加害者も共に狂っているんじゃないだろうか。
為政者たちは自身の保身に躍起になっている。警察や政治家を信用できない時、誰を信用すればいいのでしょう。そう、自分自身で勉強し、騙されないようにするしかないですね。