現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

Customers are able to talk in English at the shop.

2013年4月25日木曜日

ダヤック族、出産用バスケット


インドネシア、カリマンタン、ダヤック族のリチュアルなバスケットです。出産時に、赤ん坊に付いた体液等を拭き取り、この籠の中に捨てます。貝殻等のチャームが付属されて、いかにも儀式的な雰囲気を醸し出しています。プリミティヴな世界では、生活のすべてがリチュアルです。

2013年4月18日木曜日

土器

当店は多種多様な品を扱っておりますが、やきものの中では、土器系統が私の一番の好みです。日本の縄文土器、弥生土器、土師器、瓦器をはじめ、朝鮮、中国、タイ、ペルシャ等の先史土器も所有しておりますので、興味をお持ちの方は、どうぞご来店下さい。なお、小さな店内に土器類ばかりを並べるわけにはいきませんので、店内に展示されている以外の土器をご覧になりたい方は、その旨お伝え下さい。


                          縄文中期土器

2013年4月12日金曜日

アラブのナイフ

久々にアラブのコレクションを2点紹介致します。


イエメンで見つけたナイフですが、ハンドルはシルバーで、このようなシンプル・デザインはアラブらしくなく、現地でもなかなかお目にかかれません。刃の減り方や古色感から、相当古いものだと思います。なお、現地のアンティークショップで教わったことですが、イエメンで本当に美しいと感じる古物を見つけた場合、それはほぼ100%ユダヤ人が作ったものだそうです。イエメンは、かの有名なオサマ・ビン・ラディンの先祖出生の地です。ただイエメン人は、パレスチナ人を追い出しユダヤ教徒だけの国を作ろうとしているイスラエルは憎みますが、かつてはユダヤ人がイエメンの美しく豊かな文化を作り上げたこともあり、ユダヤ人そのものに対してはリスペクトしています。多くの人達はご存知ないようですが、英語のJewelry(宝石類)はJew(ユダヤ人)から派生しています。懐古の昔に宝飾類をユダヤ人が作り出し、今日の有名な宝石商やダイヤモンドのシンジケートもユダヤ人が握っていますよね。


こちらはシリアで購入したナイフです。刃形はアラブらしいものですが、動物の骨や角を利用して作られたと思われるハンドルは、これまでに見たことがありません。私はこの残欠って感じに興味を持ったのですが、これが作られた当時はさぞかし美しかったのでしょう。なお、かつてのシリアは、ダマスカス・スチールという良質な鉄鋼で有名でした。




2013年4月4日木曜日

朝鮮モノ

今日は、最近手に入れた朝鮮の皿を2枚紹介致します。


                        李朝初期、長興庫三島
李朝の役所が外来客の接待のため、特別注文して作らせた官用の中皿です。裏も、高台の近くまでびっしりと象嵌が成されています。


                           高麗、象嵌青磁
こちらは、庶民のために焼かれた雑器の小皿でしょう。ただ、表も裏もなかなか味が良く、上記の官用の皿よりも、こちらの方が私の好みです。
  

2013年4月3日水曜日

目の保養に

今日は商品の紹介ではございません。花を生けたビンドウの陰影が美しかったので、写真を撮りました。ビンドウに入った気泡が、影にコントラストを付けています。