現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2017年9月29日金曜日

企画展 『使う器』

花器として使えるものもいくつか展示しておりますが、その中の2点だけ紹介致します。


胴径11.5cm、高さ14cmの南蛮縄簾壺です。もう少し径のあるものは、塗蓋を作り水指として珍重されることが多いようですが、このサイズは花器にピッタリです。15~17c頃にベトナムで焼かれたもので、日本でいえば、室町~江戸初期頃です。焼〆陶器なので、備前と同様に景色はそれぞれ違いますが、今回の壺は、なかなか見所があります。


ビスケットのような肌合いに侘び寂び感があり、花器として似合う江戸時代の瀬戸徳利です。高さ22.5cm

2017年9月25日月曜日

企画展 『使う器』
   
9月26日(火)-10月9日(月)  12:00-18:00   会期中の休店日は、10月2日(月)のみ

いよいよ、明日から今回の企画展を始めます。このブログでは中間的な品を紹介しておりますが、会期中は、廉価なものや上手のものも多く展示しますので、この機会にご来店下さいますよう、よろしくお願い致します。

今日は、日本の陶器中皿を2点紹介致します。どちらも江戸後期のものです。


まずは、直径17cmの御深井鉄絵皿です。無疵で、草木が趣味良く描かれています。擦り疵がほとんど見受けられないので、飾り皿として使われてきたのでしょう。私としましては、実際に使っていただきたいです。


こちらは、直径21.7cmの瀬戸行灯皿です。ニュウが1本あり、安定していますが、念のため漆でニュウ止めしました。行灯皿は、野暮ったい絵付のものが多いのですが、この皿は、色もデザインも洗練されています。

2017年9月22日金曜日

企画展 『使う器』

当店では珍しい、西洋ものを1点紹介致します。デンマーク製のピューター大皿です。製造が1916年ですから、ようやく100年を超えたところで、それほど古くはないのですが、フォルムが大変珍しく、帽子を逆さにしたような形です。私は料理好きなので、一度使ってみたい気もします。これに果物でも乗せると、ヨーロッパの静物画の題材のようです。直径29.5cm、高さ4cm



2017年9月18日月曜日

企画展 『使う器』

今日は、中国ものを2点紹介致します。


まずは、明末清初の古染付中鉢ですが、日本の伊万里同様、いろんな絵柄があるものです。見込には、荒海の中に3人の乗った帆掛け船が描かれています。左上に3つ繋がったものがありますが、それは星座でしょうか、とにかくデフォルメのセンスに長けています。虫食い以外に疵はなく、あがりも発色も良いです。口径16.7cm、高さ8.4cm

下の写真は、横から撮った姿ですが、胴の染付は、まるでミロの絵を見るがごとく、見込以上にモダーンな感覚を与えてくれます。



こちらは、直径16.5cmの元代青磁中皿です。発掘ものでしょう、青磁が変色して、色が薄くなっていますが、シミが景色を作っています。裏側の縁下は、釉薬が剥げたりしているのですが、表には釉がしっかり残っていて、水気のあるものを載せても問題はございません。

2017年9月14日木曜日

企画展 『使う器』

今回の企画展に並べます品を、少しずつですが、紹介していきます。
まずは、数点の伊万里です。


伊万里の白磁はよく見掛けますが、これは初見の江戸中期白磁蓋付碗です。恐らく、向付として作られたのでしょう。真白な肌が上品で、姿も魅力的です。二重高台で、そこに1cm程のソゲが見受けられますが、それを忘れさせる程の魅力があります。口径12.2cm、蓋を含めた高さ7.8cmです。


色・デザイン共に上品な、江戸後期の金蘭手豆皿です。直径7.5cm、無疵で同手が3枚ございます。


こちらは、くらわんか染付小皿です。無疵のものが5枚ありますが、絵付師が異なるようで、それぞれの模様が僅かに違います。直径9.2cm。

2017年9月12日火曜日

企画展 『使う器』

2017年9月26日(火) - 10月9日(月)  12:00 - 18:00
企画展中の休店日は、10月2日(月)のみ

当店10回目の企画展を、上記の日程で開催致します。
今回のテーマは『使う器』ということで、飲食用を中心に、実際に使える器を展示販売致します。日本・中国・朝鮮をはじめとするアジアのものが主で、作られてから100年以上経過した器が多いのですが、手頃な価格のものも多く用意しました。材質は、陶磁・ガラス・木・金属(鉄・銅・錫)等で、食器・酒器・花器・盆等200点以上ございます。

単に飲み食いするのではなく、好みの器を眺めながらの一時は、楽しくもあり、心にゆとりを持たせることにも役立つのではないでしょうか。どうぞこの機会に来店いただけますよう、よろしくお願い致します。



2017年9月6日水曜日

バリ加彩陶器



バリ島で作られた加彩陶器の蓋物ですが、絵が漆で描かれ、内側は全体に黒漆が塗られています。時代物で、前所有者が現地のアンティーク・ショップで購入されたものです。胴径13.5cm、高さ11cm。