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2018年11月19日月曜日

法隆寺

今年も、現代美術家である伊藤祐之さんの個展を観るために、昨日、法隆寺 不二画廊へ出向いたのですが、少々早く着き過ぎたため、先に法隆寺を覗きました。法隆寺の回りには、飲食店以外の商業施設がほとんどないので、何時行っても、ゆったりとした気分を味わえます。丁度、春と秋に開かれる、法隆寺秘宝展の時期だったので、展示品を鑑賞してきましたが、個人所有のものとはレベルがあまりにも違って、正に秘宝ですね。十分に楽しめました。今回は、11月30日まで開催されているので、ご興味のある方は、是非ご覧になって下さい。
少しだけ、写真を撮ってきましたが、秘宝展は撮影禁止でした。


両側の建物は、かつて僧侶が生活していた住居で、左が、国宝の東室(飛鳥時代建造)、右が、重要文化財の妻室(平安時代建造)と呼ばれているそうです。


壁に写り込んだ、木の枝の影が美しい。


この時期、紅葉が美しいのですが、ほとんどの葉が落ちて、少しだけ残った葉っぱの色付きに、侘び寂びを感じます。




大阪府立近つ飛鳥博物館で開催されている、『4世紀のヤマト王権と対外交渉展』の招待券があったので、法隆寺からそちらへ向かったのですが、最寄りの貴志駅からのアクセスが悪く、バスは1時間に1、2本で、長く待たされました。辺鄙な場所に、大きな博物館を造ったもので、平均して入館者はごく稀でしょう。私にとって、初訪問の場所でしたが、バブル期の税金無駄遣いの最たるものだと感じました。当然ながら、展示品それぞれの説明は書かれていましたが、タイトルである『4世紀のヤマト王権と対外交渉』の流れが全く分からず、残念でした。