自然石ネックレス

タイ発掘の自然石ビーズで作られたネックレスですが、色とりどりのビーズが美しく、先端にはコーネリアンが用いられています。こういったビーズは、やはりシルクロードを通って、交易に利用されたのでしょうか。悠久の歴史に思いを馳せてしまいます。地球上の全ての民族に、それぞれの美意識があったのですね。

美濃・挟み皿

焼〆、そして裏は糸切高台、そのような姿なので皿に見えますが、これは、美濃焼を焼く際に用いられた窯道具なのです。左斜め上にソゲが見えますが、これを使用していた時代に欠けたようで、欠けた部分は角がなく、窯道具として頻繁に使用された中で、その上に自然釉が掛かっています。それ以外の疵はございません。景色が良く、酒のあてを乗せるには持ってこいではないでしょうか。室町〜江戸初期、直径12.7cm、高さ2.6cm

地蔵菩薩像

室町時代の木造地蔵菩薩像です。左手、右足等を欠損し、かなり朽ちた状態ですが、光背の色が上手く残り、その手前の光輪が引き立って見えます。胸から上に金彩が残り、柔和な顔が素敵で、このような状態でも、全体のバランスが良く、アーティスト好みの像でしょう。桐箱も用意しております。高さ30cm

明代白釉皿

中国、明代の白釉皿ですが、釉調がまるでデルフトのような珍しいものです。あがりは良く、窯疵がありますが、そこから液体が漏れることもなく、その他の疵はございません。数寄者好みの一品でしょう。照明のリフレクションを防ぐため、斜め上から撮影しましたので、画像では皿が少し歪んで見えます。直径15.8cm、高さ3.2cm