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2020年7月26日日曜日

歪みある李朝の器

今日は、李朝後期の器を2点紹介致します。どちらも歪みがあるのですが、無疵完好です。


まずは、飲むには丁度良いサイズの白磁盃です。歪んだフォルムに、所々の釉抜け、民窯としての面白みがあります。口径6.4cm、高さ4.2cm


こちらは、かなりの厚みがある堅手小皿です。土の鉄分が表面に出、上の盃同様、面白み、そして温かみがあります。深さがあるので、酒盃としても使えるでしょう。少々乱暴に扱っても、欠けることがないような頑丈さを感じます。口径10.4x9.7cm、高さ3.5cm

2020年7月22日水曜日

ハッダストゥッコ・小仏頭



状態の良い、小振りのハッダストゥッコを入手しました。スレはありますが、鼻もしっかりと残り、直しもございません。また、部分的にオリジナルの赤色が残り、支えている軸が台と接着されていないので、顔の方向を好みに合わせて変えることができます。ご覧の通り、優しい顔をされているでしょ。高さ: 頭部本体7.1cm、台を含めて14.1cm

2020年7月15日水曜日

薄いグラス

今日は、薄手のグラスを2種類紹介致します。


珍しいグラスだなと思って入手しましたが、これらは東欧、ラトビアのものです。底も薄く作られ、刻まれた植物が爽やかそうで、ビールをほとんど飲まない私でも、グイッといきたいと思わせるような魅力があります。日本でいえば、大正頃のものでしょう。口径6.7cm、高さ9.8cm


こちらは日本のグラスですが、小振りで円筒形、それに模様なしという珍しいものです。上のグラスと同様に、底が薄く作られています。冷酒用に丁度良いサイズですね。明治〜大正頃のものでしょう。口径4.8cm、高さ6.8cm

2020年7月8日水曜日

インダスカーネリアン・ネックレス



インダス文明(BC2500~BC1500)の中で作られたカーネリアン・ビーズを、集めて繋げたネックレスです。それぞれの石に違った色や表情があり、特に、黒無地の服に似合いそうです。4000年前の日本列島では、人々は裸に近い姿で生活をしていたのでしょうが、文明地では、お洒落を楽しんでいたのでしょうか。

2020年7月1日水曜日

瀬戸椿手片口



私は、通常、片口であれば小さなサイズのものしか買わないのですが、大きくても、これは放っておけないと思い、入手しました。桃山〜江戸初期の作でしょうが、嬉しいことに、口縁にノミホツがあるだけで、その他の疵はなし。土見せ部分を大きく設け、意図的に歪めて造ったのでしょう、注口の下が窪んでおり、両手で酒を注ごうとすると、手にすっぽりと収まります。力強い造形と色のコンビネーションは、眺めているだけで惚れ惚れします。口径17x13.9cm、高さ10.3cm、容量600ml(注口の1cm程下まで注いで)