映画 『ちむぐりさ』 監督: 平良いずみ at 第七藝術劇場
昨日は、上記タイトルの映画を観てきました。石川県珠洲市に住む「坂本菜の花」さんが、沖縄、那覇市にあるフリースクール、珊瑚舎スコーレで高校時代を過ごした時の、ドキュメンタリー映画です。
当店のお客さんから、2年程前に、珠洲に良い旅館があるとお聞きし、昨年の夏に、その旅館「さか本」に電話をかけ、10月にお邪魔したいと言ったところ、その頃は松茸の時期なので、10月だけはそれを使った料理を出すため、他の月よりも1万円高いとお伺いしたので、では翌年の4月頃に訪問しますと返事をしたものの、コロナ・ウィルス騒動で、まだ行けない状態なのです。世間は狭いようで、近所にある知人の店のアルバイト女性が、「さか本」の奥さんの親友で、その女性は常に連絡を取って、その旅館にも度々訪れていると・・・。そして、先月2度目に訪れた作家ものの陶磁器を扱っているギャラリーで主人と長話をしている中、私が4月に珠洲を訪れたかったのに行けなかったと話すと、珠洲のさか本さんへ行って下さいと勧められました。彼も最近訪れたそうで、彼が扱っているやきものの作家が度々訪れ、旅館ではその作家の陶磁器も使われているとか。「さか本」は自然志向の経営方針のようで、エアコンがないので、夏は暑く、冬は寒いそうです。ラグジュアリー志向の人には好まれないでしょうが、自然派の人達には人気があるようで、娘さんの名前「坂本菜の花」にも、ご両親の考え方が表れていると思います。
話が映画からそれましたが、先週の毎日新聞に、この映画評が掲載されて、主人公が珠洲出身の坂本さんとのことで、ひょっとしてと思って調べると、やはり「さか本」の娘さんでした。私自身が沖縄問題には心を痛めていることもあり、是非観たいと思って、映画館へ足を運んだ訳です。純粋な少女が見た沖縄問題を取り上げた映画で、本土に住む多くの人達に観て欲しいと思いますが、コロナ・ウィルスが蔓延する中なので、行って下さいとはなかなか言えません。その映画の後すぐに上映された「ドキュメンタリー 沖縄戦」も観てきました。昔も今も本土の犠牲になっている沖縄を救う必要がありますが、それは我々、日本国民全体の責任であるでしょう。老若男女全てが、もっと政治に付いて考え、良い方向へと実行すべきだと思います。