現物を見てお買物をしていただきたく思いますので、インターネットを通しての販売は致しませんことをご承知おき下さい。

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2020年10月28日水曜日

初期伊万里中皿



樹木の向こうに三重塔が覗く図柄の初期伊万里中皿です。上がり良し、発色良し、おまけに無疵ですから、言うことなしです。見込みに僅かなスレがあるので、食器として使用されたのでしょう。私は、皿は使うべきものだとの考えですので、贅沢ですが、お酒の当てでも乗せて、楽しんでいただければと思います。直径17.7cm

 

2020年10月27日火曜日

『安倍、菅、維新。8年間のウソを暴く』  西谷文和 著  日本機関紙出版センター 発行 

今月発行されて間のない本の紹介です。フリージャーナリストの西谷文和さんが、内田樹・佐高信・小出裕章・宇都宮健児・平松邦夫・矢野宏の6氏にインタビューした内容を本にまとめたもので、政治家・企業・メディア等の利権構造を分かり易く述べられているので、政治に関心のない方でも勉強になるでしょう。
特に、原子炉研究者であった小出裕章さんは、テレビでは語られなかった、原発関連の悪しき構造を詳しく話されていますし、人権派弁護士である宇都宮健児さんの生真面目なお話は心に響きます。2000年初頭には、サラ金問題改善の立役者として、サラ金業者であった『武富士』を相手に戦われ、勝訴されています。その時、『武富士』側の弁護団の1人が吉村洋文現大阪府知事だったそうですから、仮面を被っていても、その人間性が窺えます。
とにかく、面白い本なので、是非お読み下さい。

2020年10月21日水曜日

 極小如意輪観音像



信心深い人が旅のお供にも携行したのでしょうか、厨子に入った、とても小さな如意輪観音像です。ルーペで見ますと、小さくても彫りの繊細さは目を見張るものがあり、かなりの仏師によって彫られたようです。おまけに、ほとんどの如意輪観音像が六臂(6本の腕)であるところ、この像は、二臂なのです。一部に、塗られた金が残っており、江戸前期頃に造られたものでしょう。厨子の高さ8.1cm、像高6.2cm


2020年10月14日水曜日

李朝小型灯火器



今更こんなものは使えないなと思いつつ、取手に付いたハート形のプレートと全体のフォルムに魅せられ、入手しました。ボディは佐波理のようですが、長年の使用により、真っ黒になっています。オブジェとして飾れば、可愛いですよ。胴径7.3cm、高さ8.3cm

灯火器を乗せた八角形の板は、以前に入手したのですが、やはり李朝時代のもので、恐らく鍋等の敷板として使用されたのでしょう。焦げて模様がはっきりと見えませんが、蓮の葉か何かが刻まれています。下がその画像です。


2020年10月7日水曜日

唐代白磁万年壺



中国、唐代の小さな白磁万年壺です。発掘ものなのでしょう、内側は釉薬が残っているものの、胴の白釉がほとんど剥がれて、白粉を塗ったような表情をしています。ただ、釉ハゲ以外はホツもニュウもなく、無疵です。あまりにも白い肌をしているので、やはり淡い色の枯枝を生けました。水を入れると染みるので、生花を生けるには落としが必要です。胴径16.1cm、高さ13.2cm
 

2020年10月4日日曜日

 企画展 『仏と共に』 終了

今回の企画展は、本日終了致しました。新型コロナ・ウィルスの流行がまだ収まっていない中、ご来店いただいたみなさま、そして、品を購入していただいたみなさまに深く感謝申し上げます。どうも、有難うございました。
明後日からは通常営業に戻りますので、またよろしくお願い致します。



2020年10月2日金曜日

企画展 『仏と共に』

今回の企画展も、今日を含め残り3日間となりました。ご興味のある方は、どうぞご来店下さい。よろしく、お願い致します。

今日は、タイのブロンズ製レリーフを紹介致します。



これは曼荼羅図板仏です。よく見掛ける薄っぺらい板仏ではなく、かなりの厚みがあるのでずっしりと重いです。同業者が30年以上前に現地で入手した後、自身のコレクションとしていたそうで、それを譲ってもらいました。時代の特定は難しいのですが、かなり古そうです。高さ13.5cm