『安倍、菅、維新。8年間のウソを暴く』 西谷文和 著 日本機関紙出版センター 発行
今月発行されて間のない本の紹介です。フリージャーナリストの西谷文和さんが、内田樹・佐高信・小出裕章・宇都宮健児・平松邦夫・矢野宏の6氏にインタビューした内容を本にまとめたもので、政治家・企業・メディア等の利権構造を分かり易く述べられているので、政治に関心のない方でも勉強になるでしょう。
特に、原子炉研究者であった小出裕章さんは、テレビでは語られなかった、原発関連の悪しき構造を詳しく話されていますし、人権派弁護士である宇都宮健児さんの生真面目なお話は心に響きます。2000年初頭には、サラ金問題改善の立役者として、サラ金業者であった『武富士』を相手に戦われ、勝訴されています。その時、『武富士』側の弁護団の1人が吉村洋文現大阪府知事だったそうですから、仮面を被っていても、その人間性が窺えます。
とにかく、面白い本なので、是非お読み下さい。