キュノワール深皿

今日の品紹介はフランスもので、18cのキュノワール深皿です。西洋物をほとんど扱わない当店ですが、細かい貫入に、李朝の粉引を想わせるような表情に惹かれ、入手しました。長い歴史の中で頻繁に使用されたのでしょうが、胴にスレがある以外は、ニュウもホツもない上上のコンディションです。長さ24.4cm、幅17.1cm、高さ4.3cm
 

一目惚れ

美しい花は心の癒しになりますが、初めて見た花に一目惚れしました。初見の花なので、その名前が分からなかったのですが、花屋さんが、糸水仙の原種だと教えてくれました。なるほど、葉っぱが糸のように細いのでそう呼ぶのでしょうが、花自体がこれまでに見た水仙とは大違い。とにかく可愛いのです！！！ということで、来年咲かなかったら悲しいので、取り敢えず写真に収めました。売り物ではございません。
 

鉄造の品

前回の企画展では、木と鉄の品を扱いましたが、その後に入手した鉄造の品を2点紹介致します。

まずは、ミニマルな造形が美しい燭台です。台座は鉄製ですが、上部は銅造になっています。日本のものか、海外のものかは不明です。高さ38.7cm

これは、思い切り朽ちたナイフです。把手には違った材質のものが使用されていたのでしょうが、残骸は鉄だけになっています。ヨーロッパのものでしょうが、どの国かは不明です。長さ23.4cm

伊万里丸文小蕎麦猪口 

今日の品紹介は、江戸中期に作られた、珍品の、伊万里丸文蕎麦猪口です。伊万里の丸文はいろんなタイプがありますが、初見のもので、白地の中に四つの丸文がすっきりと描かれています。当店では、蕎麦猪口は酒盃として使える小さなサイズだけを扱うようにしていますが、厚手の器体にシンプル・デザイン、その上、小振りで無疵ですから、文句のつけようがないでしょう。

口径6.6cm、高さ5.9cm

隋代金銅仏

今日から新年の営業を開始しますが、今年最初の品紹介は、中国、隋代の金銅仏です。高さが7cmと小振りの仏像ですが、鍍金がしっかりと残り、しかしそれはべったりとした金ピカではなく、私好みの程良い残り方です。
 

謹賀新年

みなさまにとりまして、良い年になりますように

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます