紅陶双耳小壺
時代は紀元前から現代、ジャンルは現代美術、アフリカやインドネシアのプリミティヴ・アート、アラブの古民具、日本や朝鮮を中心としたアジアの陶磁器・仏教美術・古道具等を扱う小さなセレクトショップです。他の骨董屋や古美術店ではほとんど見掛けない珍しい品を中心に集めておりますので、ご興味のある方はどうぞご来店下さい。
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2023年5月30日火曜日
2023年5月19日金曜日
スズメのさえずり
最近、私は朝の5時前には起きて、外に出ます。都会の真ん中でも、早朝は車の量が少なく騒音がほとんどないのですが、先月頃からチュンチュンと鳴くスズメのさえずりが頻繁に聞こえるようになり、その可愛い鳴き声に耳を澄ますようになりました。何年か前からスズメをあまり見なくなり、羽根の綺麗なシジュウカラ等をよく見かけるなと思っていたところ、昨日の新聞に、この季節はスズメの求愛期で、チュンチュンというさえずりは、雄スズメが雌に呼びかける声だと言うことが載っていました。かなり小さなスズメも多いなと思っていたら、赤ちゃんスズメが誕生する時期でもあるのだとか。
私がセイシェルに住んでいた時、現地でカッチッチと呼ばれている小型のタカが家の軒下に住むようになり、夕方外から帰宅した際にはいつも声掛けをしていました。そのタカは、通常家族の何羽かで森林の中に巣を作るそうなのですが、たった一羽で人間の家に住み着くとは珍しいケースだったようです。それも、私の家では大きなスライディング・ドアが三つ並んでいたものの、私が常に出入りするドアの真上に住んでいたとは、私が外敵でないと踏んでいたのでしょう。私は人間以上に他の生き物が好きですから、そんなことを感じ取っていたのかもしれません。ただ、セイシェルでは、そのタカは縁起の良くない存在だとされていて、私が日本へ一時帰国する際、近所のワーカーに留守番を頼み、家族では住まずにそのワーカー独りで住むように指示していたものの、子供が何人もいる家族と住んでいたようで、その家に私が戻っても、タカは来なくなりました。以前、そのワーカーには色んな仕事を依頼していましたが、そのような事があってからは彼と一切の縁を切りました。それから半年後だったのか記憶が曖昧ですが、スイミング・プールに一羽のタカの死骸が浮いていて、それが以前私の家に住んでいたタカなのかは分かりませんでしたが、そんな悲しい別れを今も時々思い出します。とにかく、私は生き物好きなのです。
2023年5月9日火曜日
2023年5月8日月曜日
映画 『ハマのドン』 監督: 松原文枝 at 第七藝術劇場
今日は、上記タイトルの映画を観てきました。既にご存知の方も多いかと思いますが、政府や自治体、財界が推し進めていた、横浜でのカジノ計画を、港湾荷受の元締めである91歳の藤木幸夫氏が先頭に立ち、阻止したドキュメンタリー映画です。自身が自民党員でもありながら、横浜港で博打はさせないと、カジノ反対の市民グループと共に官邸に立ち向かった姿の何と勇ましく素晴らしいこと。アメリカで多くのカジノを設計し作り上げてきた日本人まで、その姿に惚れ込み、日本でのカジノ誘致反対側に回ったそうです。
私も、随分前にこのブログで、博打で経済を回そうなんてとんでもないと述べましたが、大阪でのカジノ付きIRに賛成している府民が50%以上いるとは嘆かわしいことです。私も若い頃には自民党員だった時期もあり、博打好きです。ただ、博打は己が楽しんでも、その儲けで経済を回すなんて考えが最低!
藤木氏は、ラジオ局も設立されたそうですが、そこで金融業者の宣伝は絶対にさせないそうで、かつて悪徳サラ金業者の弁護士をしていた大阪府知事とは正反対の人間、その男気に惚れた人も多くいるでしょう。カジノ誘致賛成の人は、己の生き様を恥ずかしいものではないのかと、よく考えてみればどうですか?
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